超マルチ機「ドーントレス」WW2で形勢逆転のきっかけに 国民誌タイムが称賛のワケ

太平洋戦争開戦時、アメリカ海軍の空母搭載機であった「ドーントレス」急降下爆撃機は、偵察機や戦闘機にも使用可能なほど汎用性が高い機体でした。そんな同機が雑誌『タイム』に取り上げられた理由を追います。

急降下爆撃の起源はアメリカ

 第2次世界大戦中の1944(昭和19)年7月、アメリカの国民誌ともいえる『タイム』に、開戦以来、空母艦載機(艦上機)として運用されてきたダグラス社製のSBD「ドーントレス」急降下爆撃機について、活躍を称える一文が掲載されました。

 これは、新型のカーチス社製SB2C「ヘルダイヴァー」に主力の座を譲り第一線から退くことになったからですが、そうなった一軍用機に向けて、有名誌が花向けの言葉を送るなんて、そうそうあることではありません。なぜ、そうまでして「ドーントレス」は称えられたのでしょうか。

Large 20210129 01
1944年、太平洋上を飛行する空母「ヨークタウン」所属のSBD「ドーントレス」急降下爆撃機(画像:アメリカ海軍)。

 そもそも急降下爆撃機といえば、ドイツのユンカース社製Ju87「シュトゥーカ」がよく知られているものの、実は急降下爆撃という爆撃法の起源はアメリカでした。アメリカ海兵隊が味方の地上部隊を空から密接に攻撃支援するために編み出した戦法なのです。

 急降下爆撃は水平爆撃と比べ、目標に近い場所で爆弾を機体から切り離すため、命中精度が高いのが特徴であり、しかも敵だけを狙って爆撃できるので、ピンポイント攻撃が可能でした。このような長所は、軍艦のように回避行動を行う目標に対して最適であったことから、空母が造られるようになると、艦上機としても採用されるようになっていきます。

【写真】「ドーントレス」の妹分 その名は「バンシー」

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス