ドクターイエローだけじゃない「鉄道のお医者さん」 会えたらラッキー? その功績とは
線路などの状態を検測する「鉄道のお医者さん」として特に有名な車両は「ドクターイエロー」でしょう。このような検測車は、東海道・山陽以外の新幹線にも、在来線にも存在します。ここでは愛称が付けられた事業用車両を紹介します。
「ドクターイエロー」はJR東海 ではJR東日本は?
東海道・山陽新幹線を走る「ドクターイエロー」こと923形新幹線電気軌道総合試験車は、その愛称の通り線路や架線の状態などを検測する「鉄道のお医者さん」です。東京~博多間の全線を走るうえ、運行日が非公開であることから、「見ると幸せになれる」ともいわれます。
「ドクターイエロー」のように旅客を乗せず事業用のみで使われる車両は、JR在来線や各鉄道会社にももちろん存在します。車両数は少ないことがほとんどで、特に工事用となれば日中に走る姿をほぼ見られないため、こちらも「見られたらラッキー」な存在といえるかもしれません。
今回は事業用車両のうち、特に愛称が付けられている各社の車両を紹介します。
「East i」JR東日本 E926形新幹線電車
東北新幹線や上越新幹線など、JR東日本管内の新幹線全線を走ります。ミニ新幹線である山形新幹線と秋田新幹線も検測可能。秋田新幹線で使われるE3系電車をベースに、2001(平成13)年に登場しました。
「East i-E」JR東日本 E491系電車
JR東日本管内の在来線用の事業用車両です。国鉄時代の事業用車両である443系電車やマヤ34形客車などを置き換えるため、2002(平成14)年に登場しました。ミニ新幹線も走る奥羽本線など一部区間を除き、電化された路線全線を走ります。なお、JR線とつながっているIGRいわて銀河鉄道や、しなの鉄道などの第三セクター路線でも検測を行うことがあります。
ちなみに、非電化路線など「East i-E」では走行不可能な路線は、「East i-D」と呼ばれるキヤE193系気動車によって検測が行われます。
ドクターイエローにドップラーレーダー小型版取り付けパンタグラフなどにマイクロバーストの影響又線路の浮き上がりとかのデータに使用出来ないものかな〜、イエローが走る路線や、新幹線の路線でかなりのデータを取れないでしょうか。