ドクターイエローだけじゃない「鉄道のお医者さん」 会えたらラッキー? その功績とは
私鉄にもいます!「お医者さん」
私鉄にも愛称が付けられた事業用車両が存在します。
「TOQ i」東急電鉄7500系電車
東急電鉄が所有するのは「TOQ i」(トークアイ)こと7500系電車。愛称は公募で決定しました。2012(平成24)年、それまで使われていたデヤ7200系を置き換えるために登場。世田谷線を除く東急全線の検測のほか、車両の牽引にも使われます。
「TECHNO-INSPECTOR」小田急クヤ31形電車
小田急電鉄の事業用車両で、「テクノインスペクター」と呼ばれます。こちらも公募で愛称が決定されました。車両は通勤形の3000形電車がベースです。
「Dynamic Analytical Express」京王クヤ900形電車
2008(平成20)年に登場した京王電鉄の事業用車両で、頭文字を取り「ダックス」と呼ばれます。車両の前後に電動車を連結し運用されます。ちなみに電動車は2015(平成27)、通勤形9000系電車をベースにしたデヤ901・902形電車に置き換えられました。これらは運転席周りの車体が黄色に塗装されています。
「はかるくん」近鉄モワ24系電車
関西圏の私鉄にも、愛称が付けられた事業用車両が存在します。2007(平成19)年に2両が導入された近鉄モワ24系電車は「はかるくん」と呼ばれます。大阪線などを走る通勤形2410系電車を改造した車両です。近鉄には、線路の間隔が1435mm(標準軌)と1067mm(狭軌)の2種類の路線がありますが、「はかるくん」は台車を付け替えることで両方の路線を検測走行できます。
紹介してきた事業用車両、特に検測車は、先述した線路などのほか、ATS(自動列車停止装置)など信号装置の状態も検査できます。もともと終電後の夜間帯に集中して行われていた検測作業が、旅客列車が走る日中に高速運転したまま可能になったという点で、検測車の功績は大きいといえるでしょう。
【了】
ドクターイエローにドップラーレーダー小型版取り付けパンタグラフなどにマイクロバーストの影響又線路の浮き上がりとかのデータに使用出来ないものかな〜、イエローが走る路線や、新幹線の路線でかなりのデータを取れないでしょうか。