1000円増しでガラガラ首都高は「アリ」? ロードプライシングのコスパとその影響
1000円上乗せの元を取るには?
その後やはりスイスイ進み、幸浦出口を通過するとき「利用料金は、2320円です」とアナウンスが。しっかり1000円上乗せされていました。
今回のロードプライシングは、対象区間を少しでも走れば、普通車の下限料金である300円も1300円になってしまうので、短距離利用の場合は割高感が強いでしょう。しかし、王子南~幸浦間の場合、距離は65.5kmあり、仮に上限料金がなければ2200円近くかかるはずの区間。長距離を利用する人には、「1000円払ってこれならアリかも」という感想が出るのも頷けます。
なお、2022年4月から首都高では、普通車で1320円の上限料金も1950円まで引き上げられます。現在は35.7kmまで料金が加算され、それ以上走った場合は据え置きとなっていましたが、今後は55kmまで加算の範囲が広がることになります。
言い換えると、王子南~幸浦間65.5kmならば、これまでは29.8km分が実質タダだったところ、その無料分が10.5kmになる、ということです。長い距離を走るとお得というのは変わりません(現金車は区間によらず上限料金適用)。この上限料金の引き上げにより、利用を避ける人が増えて首都高が空くとは考えづらいところです。
一方で、既存の料金を機動的に変動させるロードプライシングは、混雑を緩和させる可能性があることが、今回ある意味証明されたといえます。しかし、それによって周辺の一般道が渋滞したり、料金変動対象エリアの末端で混雑が生じたりする可能性も明らかになっています。ロードプライシングを実際どう展開していくのか、今後が注目されます。
【了】
4連休の序盤は乗り控えで交通量は少なかったですが、今日(7/3)のデイタイムは特に交通量が多かった印象です。
個人的な感想ですが、
オリンピックが無観客開催だから効果があるように見えるだけじゃないでしょうか。
4連休初日の朝に中央道~4号線~中環と走ったが、通常土曜日程度の混み具合、
中環板橋Jctで故障車渋滞もあり、1000円上乗せしたのにコレかよ?と言う印象。
全然ガラガラじゃなかった。
因みに下りは八王子~初台までギッシリ詰まってて流石連休初日の酷い渋滞。
ガラガラじゃないよ。ガラガラ言うなら箱崎スムーズなら言えるよね。