東京メトロ新線「豊洲~住吉」なぜ必要? コロナで役割変化 沿線は路線バスの超ドル箱!

豊洲エリアもまだまだ伸びる? ただ霞んできた「地下鉄ネットワークとしての役割」

 同じ江東区内でも、湾岸の豊洲地区はまさに“伸び盛り”。平成に入って小学校が1校から3校に増加しているだけでなく、コロナ禍後の2021年でも分譲マンションの値上がりが続いています。

 一方、途中駅の設置が計画されている枝川2丁目・3丁目付近は、バスの運行も1時間2~3本とかなり静かですが、東陽町方面との間には幅500m弱の汐見運河など複数の水路があることから、有楽町線支線によって同エリアの移動改善も期待されています。「孤独のグルメ」にも登場した古風な食堂(ハムエッグとカツ皿が名物)もあったような枝川の街並みは変貌し続けており、「豊洲に近く、かつお手頃なマンション街」としての地位を築きつつあります。有楽町線支線によって利用可能な路線が飛躍的に増加することで、かなり価値が向上しそうです。

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途中駅設置が検討されている枝川地区(宮武和多哉撮影)。

 こうした背景もあり、事業性が高く評価されている有楽町線支線ですが、路線の意義として示された「東西線等の混雑緩和」「臨海副都心への利便性向上」が新型コロナウイルスの感染拡大後に大きく変化しており、東京都も直近の勉強会では「影響を注視しながら検討」と、やや慎重な姿勢を取っています。

 まず「混雑の緩和」のおもな対象であった東京メトロ東西線やJR京葉線は、通勤時の“密”への不安もあり、テレワークの普及などによってピーク時の混雑が120%台まで劇的に減少しています。前述の通り東陽町近辺の乗客減少は他地域より小幅ですが、ここから都心部へ出なくなる、というケースも考えられます。

【地図/写真】有楽町線支線のルート/「ホーム」はもうできている!

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コメント

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5件のコメント

  1. 画像14/18は住吉駅の地上ではありません。扇橋二丁目の四ツ目通りと清洲橋通りの交差点です。

    • 乗りものニュース編集部です。

      このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

      これからも変わらぬご愛顧を賜りますよう、
      何卒よろしくお願い申し上げます。

  2. 画像17/18は枝川ではありません 塩浜(東陽橋南バス停)です むしろ東陽町駅に近いのですが
    画像14/18もですが、チェック不足では?

    • 乗りものニュース編集部です。

      このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

      これからも変わらぬご愛顧を賜りますよう、
      何卒よろしくお願い申し上げます。

  3. 東武鉄道が本線系と東上線との間で車両を簡単にトレードするために必要ですね。