高速道路で目的のICを通り過ぎてしまった場合の対処法とは? Uターンは厳禁 次のICへ!
高速道路で目的のICを通り過ぎてしまったらどうすればよいでしょうか。パニックになりそうですが、ここは冷静に次のICまで走りましょう。料金所で事情を話しETCカードなどを提示することで、救済措置を受けられる場合があります。
全てのICで可能とは限らないものの…
高速道路での逆走は2日に1回の割合で発生しているといいます。もちろん、逆走する理由の全てが転回(Uターン)のためとは限りませんが、NEXCO東日本によると、2018年に高速道路において発生した逆走のうち20%が、「本来のルートへ復帰するため」だったそうです。
本線上を走行していて目的のICを通り過ぎてしまうと、取り乱してしまうかもしれません。しかし、いうまでもなくその場での転回は厳禁。この場合の救済制度も設けられています。
目的のICを通り過ぎたあとそのまま走行し、追加の通行料金を払わずとも本来のICへ戻れる「特別転回」制度があります。次のICで有人レーンに寄り事情を説明し、ETCカードや通行券を提示します。
係員は精算処理したうえで、転回の方法を案内します。IC内に転回路があるケースもあれば、一般道へいったん出て、再度、料金所の入口へ戻る方法を指定される場合も。ここでも事情の説明が必要です。ちなみに通行券の場合は券面に「特別転回」のスタンプが押印されます。なお、転回後に目的のICで降りなかった場合は、走行した全区間の料金が合算されて請求されます。
ただし、原則無人となっているスマートICや、現地の構造上、転回などの措置に対応できない料金所では、特別転回が適用されないこともあります。また首都高や阪神高速では、特別転回のような料金を調整する措置は行われていません。特に首都高では、出口ごとに料金所が設けられていないため、対応が難しいといいます。
いずれにしろ間違えてICを通過した場合も、安全第一で次のICまで走行することです。また、分岐の直前で迷って急ブレーキを踏んだり急ハンドルを切ったりすると、自車のほか後続車などが追突する危険があります。
【了】
コメント