【空から撮った鉄道】10年間で撮りためた東急電鉄各路線を鳥瞰してみる「目黒線・東急多摩川線・大井町線・池上線・世田谷線編」

前回に引き続き、東急電鉄の残りの路線である支線系統を紹介します。懐かしい形式もあります。

この記事の目次

・目黒線、東急多摩川線、大井町線
・池上線
・世田谷線

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目黒線、東急多摩川線、大井町線

 目黒線はもともと目蒲線の名称でした。その名が示すように目黒~蒲田間を結ぶ路線として1923(大正12)年に開通した路線です。東急電鉄の発祥の路線であり、当初の会社名は目黒蒲田電鉄でした。

 目黒蒲田電鉄は目蒲線以外にも、1927(昭和2)年から2年がかりで大井町線大井町~二子玉川間を開通させます。社名は1939(昭和14)年に東京横浜電鉄となり、戦時統制による私鉄各社の統合(陸上交通事業調整法)で「大東急」を経て、戦後は東急電鉄となります。

 2000(平成12)年、転機が訪れました。多摩川~武蔵小杉間を延伸し、目黒~多摩川~武蔵小杉が目黒線、多摩川~蒲田間が東急多摩川線となり、目蒲線の名は終了します。同年、目黒から地下鉄南北線(現・東京メトロ)と三田線(都営地下鉄)との相互直通運転を開始しています。

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目黒線奥沢駅には元住吉検車区奥沢車庫が隣接し、東急3000系、5080系とともに東京メトロ9000系が留置されている。現在、奥沢駅は目黒線の各駅同様8両化のためのホーム延伸工事などが行われており、この光景も過去のものとなる(2016年5月23日、吉永陽一撮影)。

 目黒駅周辺は地下駅で、空撮は目黒川を渡る場所からとなります。大岡山駅は大井町線との接続駅で、隣駅は留置線のある奥沢駅。大井町線は東横線自由が丘駅でクロスして二子玉川へ向かいます。大岡山と自由が丘は、閑静な住宅街のなかで3つの路線が東西南北に接続し、どの路線も近接しています。広角で狙えば一枚でおさまるほどです。

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目黒~不動前間の目黒川を渡る東京メトロ9000系。目黒川沿いの桜並木は満開の花で包まれている(2021年3月30日、吉永陽一撮影)。
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自由が丘駅(画面左下)から奥沢駅(画面中央)、大岡山駅(画面左上)までを一枚に収める。奥沢駅を出た東急3000系が田園調布駅へと向かう(2012年7月31日、吉永陽一撮影)。

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Writer: 吉永陽一(写真作家)

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。

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