京王バス新路線「渋谷発“新宿経由”新橋行き」に乗車 まさに東京観光な不思議ルート
“屋根付き”で観光!? お濠脇を行く路線バス
バスは国道20号(新宿通り)を走っていきます。車窓に四谷三丁目駅の出入り口が見えますが、停留所はないので当然のごとく通過。ちなみに直下には、東京メトロ丸ノ内線が走っています。地下鉄で移動していると、なかなか知る機会のない駅間の様子がわかる点はバスの魅力かもしれません。
午前11時18分、四谷一丁目停留所を発車。次なる停留所は「大手町グランキューブ」ですが、所在地は皇居の向こう側です。どうやって向かうのか気になっていたところ、バスはにわかに速度を上げ、皇居の半蔵門が見えたところで左折し、半蔵濠沿いの内堀通りを進みます。さらにイギリス大使館前の千鳥ケ淵交差点で右折、お濠を渡り、代官小路へと歩みを進めていきました。両側に桜の木が茂り、お花見シーズンには2階建てオープントップ(屋根なし)バスによる周遊観光コースも組まれる一帯です。「052系統」は屋根付き、ガイドなしではあるものの、景色を楽しむ一時となりました。
皇居を抜けたのちは竹橋へ。神保町、神田方面の神田警察通りを経由して、午前11時31分、大手町グランキューブに到着しました。ここを11時35分に発車すると「次は新橋駅」とアナウンスが流れます。
大手町のオフィス街を走り抜け、さらに東京駅丸の内駅舎も左手にばっちり見えました。東京名所ですが、路線バスなので減速などはしません。
日比谷公園の向こうに法務省はじめ霞が関の官公庁街を見せたのちは、有楽町を過ぎて銀座へ。他社の観光用オープントップバスに紛れながら、渋谷駅発の路線バスは銀座のど真ん中を走り抜けていきます。
やがて、「お待たせしました。まもなく終点新橋駅です。車内にお忘れ物ないようご注意ください。またのご乗車をお待ちしております」のアナウンスとともに、午前11時48分、終点の新橋駅に到着しました。ただし、「052系統」の旅は完結しません。というのも渋谷駅発と新橋駅発では、一部区間のルートが異なるためです。
京王がようやく港区に進出したようだね。相鉄ももうじき都営三田線やメトロ南北線を介して港区に来るから関東の大手私鉄港区に乗り入れ先や路線バスも含めて一切乗り入れないのは 西武 だけになりそうだね。