ボーイングの巨大次世代機“777X” 独特の「折れる主翼」はなぜ誕生? 実は元祖ではない

【画像】機内初公開!777X試験機[主翼折りたたみ」スイッチが超シンプルな件

【客室も未来感!】777Xの完全版イメージは?写真でササッと見る

Writer: 種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)

成田空港隣の航空科学博物館元学芸員。日本初の「航空関係専門学芸員」として同館の開設準備を主導したほか、「アンリ・ファルマン複葉機」の制作も参加。同館の設立財団理事長が開講した日本大学 航空宇宙工学科卒で、航空ジャーナリスト協会の在籍歴もある。

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コメント

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4件のコメント

  1. 「翼を大きくすると空気抵抗が減る」
    そうだっけ?
    空気抵抗は真逆で「増える」が揚力も増えるので、結果燃料消費が減らせるって話だったと記憶してるんだが。

    • 主翼を単純に相似形に大きくすれば空気抵抗は増えると思います。
      よく面積が同じ同士で比べると「アスペクト比が大きい飛行機のほうが空気抵抗は小さい」というのと混同したのではないでしょうか。

  2. 1989年頃ボーイング社が開発構想を提示したB767-X(後のB777)でFolding wingが提案されたのですが、ANAが反対したことによって、非採用になりました。当時私はWorking Togetherの会議に参加して、全日空としての考えを調整取りまとめて、反対意見を述べた結果、非採用となった経緯があります。このWorking Togetherに参画したAirlineは、全日空、アメリカン航空、英国航空、キャセイパシフィック航空、デルタ航空、日本航空、カンタス航空、ユナイテッド航空の8社でしたが、全日空以外の会社は意見無しでした。その時のプロジェクト・リーダーが執行役員のアラン・ムラリー氏(後のボーイング民間航空機会社のCEO)でした。

  3. > 超大型を意味する「コードF」は、翼幅65m以上と定められています。ちなみに2021年現在、「コードF」の旅客機は、エアバスの総2階建て旅客機「A380」のみです。

    翼幅68mの747-8は一体どこにいるんですか。A380とAn225しか分類されない重量区分の「super heavy」と取り違えてないですか。