踏切が「降格」? 都電沿いの人通りも多い“元踏切”の謎 交通局に聞いてみた

正式な踏切ながら、警報機も遮断機もないものを第4種踏切と呼びますが、ほとんどは事故防止の観点で、警報機や遮断機を備えた第1種に昇格したり踏切そのものが廃止されたりします。しかし都電荒川線には第4種から降格した踏切があります。

第4種踏切の条件にも当てはまらないけど人がガンガン横断 これは何?

 踏切は大別すると4種類あります。警報機も遮断機も備えている、フルスペックの一般的な踏切は第1種。一部時間帯、踏切警手が手動で遮断機を操作する踏切が第2種。ただし現在、日本には存在しません。警報機のみで遮断機がない踏切は第3種。警報機も遮断機もない踏切が第4種です。

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元第4種踏切を通過する都電荒川線。大塚駅前停留場近くにある(2018年10月、小川裕夫撮影)。

 こう見ると、第1種が格上で、第4種が格下といえそうです。踏切に“格”が存在するのかどうかは定かではありませんが、やはり第1種踏切の方がきちんと整備・管理されています。そして、第1種が第4種へなどと“格下げ”されることはまずありません。第1種が姿を消すのは、立体交差化や廃線の場合のみです。

 しかし東京都心を走る都電荒川線には、第4種からさらに格下げされた踏切が存在。それは豊島区の大塚駅前停留場そばにあります。

 同踏切は、遠目から見ると本当に踏切かどうか疑わしくなるほど踏切らしさがありません。電車の近接を知らせる簡易的な表示類はありますが、警報機や遮断機はありません。一見すると、周辺住民が独自に設置したいわゆる「勝手踏切」とも思えますが、ここには以前、正式な「踏切」であることを示す根拠があったのです。

【写真】「通路」と化した都電荒川線の元踏切を見る

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コメント

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4件のコメント

  1. 踏切でないということは、超短い併用軌道という扱いにしたんですかね。

  2. 私も地方出身者ですが、旧国鉄時代のローカル線はその手の踏切は結構ありましたね。

  3. 第4種踏切を無くせというお達しがあるものの、封鎖(廃止)はできないが3種若しくは1種化もしたくないということで、隣の踏切の飛び地ということにしたのではなかろうか。
    降格というより、統合なのかも。
    自動車と接触する可能性を下げるために歩行者通路を少々離れた場所にした、という建前で。

  4. 「軌道」が普通鉄道とは違うから、ではないのですかね。 

    某線のR電天神川駅では電車が近づくと歩行者用信号は赤になってしまう。線路さえ横断できないようにすればそこまでする必要は無さげだ。
    このせいで併用軌道の路面電車の停留場なのに次の電車までさらに10分待たなければならなかった。