プロペラが尻に! ホントに飛んだ超ユニーク民間機「ジェットクルーザー」 復活か?

エンジンそこかい!しかも今も動いてるんかい!

1989年1月に初飛行

 1989(平成元)年1月11日、アメリカに本拠を構えるAASI(Advanced Aerodynamics and Structures)が手掛ける6人乗り単発ターボプロップ機「ジェットクルーザー450(Jetcruzer 450)」が初飛行しました。同型機は、実際に飛んだ民間機のなかでは、屈指のユニークさをもつ形状が採用されています。

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AASI「ジェットクルーザー500」(画像:JohnAlan Bennett[CC BY-SA4.0〈https://bit.ly/3Fpkmu5〉])。

 現代の単発機は機首部分にプロペラエンジンがあり、胴体後方に垂直尾翼、水平尾翼といったレイアウトが採用されているのがスタンダード。機体は機首のエンジンに引っ張られるように推進します。

 対し、「ジェットクルーザー450」は機体前方に「カナード」と呼ばれる先翼が備わるかわりに、胴体後方に翼はありません。また、主翼の翼端は大きく反り上がっています。なんといっても最大の特徴は、最後部に、プロペラエンジンを備えていること。機体は後方から押されるような形で推進します。軍用機の世界では戦時中、いくつか実用化された形状ですが、民間機とほとんど見られません。

【胴体後部エグい!】AASI「ジェットクルーザー500」の全貌

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コメント

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1件のコメント

  1. これ考えた奴ゼッタイ震電に憧れてるだろ