姫路~鳥取ついに「横断完了」 播磨道が3月全通 宍粟JCTで中国道と接続

鳥取までほぼ最短距離で結びます。

2003年以来の延伸でついに全通

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工事中の播磨新宮IC(画像:NEXCO西日本)。

 NEXCO西日本は2022年2月10日(木)、播磨自動車道の播磨新宮IC~宍粟JCT間が3月12日(土)15時に開通すると発表しました。

 播磨道は山陽道の播磨JCT(兵庫県たつの市)と中国道の宍粟JCT(宍粟市)を結ぶ路線です。播但道とともに兵庫県内で山陽道と中国道を連絡するほか、「中国横断自動車道 姫路鳥取線」の一部にも位置付けられています。

 最初の区間である播磨JCT~播磨新宮IC間は2003(平成15)年に開通。それから19年越しに開通とります。今回の全通により、播磨地域と鳥取地域が直結。姫路市~鳥取市の予測所要時間は2時間15分から1時間55分に20分短縮。また、従来は岡山道経由だった岡山市~鳥取市も、2時間55分から2時間40分に15分短縮となります。

 播磨新宮ICから佐用JCTまでは国道179号が主たる道路でしたが、過去10年で4度の通行止めが発生するなど、緊急輸送道路としての課題がありました。播磨道は、西播磨地域の緊急輸送の柱としての役割も果たすことになります。

 全通後の通行料金は、普通車で山陽姫路東~佐用が1930円。播磨新宮~佐用が900円となっています。

【了】

【全通する播磨道のルートと料金】

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コメント

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4件のコメント

  1. 毎回京都市内から福知山経由で9号で鳥取に出てたけどやっと楽できそう有り難う。

  2. 下道とさほど変わらないやん。わざわざ料金払う必要なし。
    全く無駄。

  3. 姫路〜鳥取よりも
    岡山〜鳥取のほうが便利になるね

  4. NEXCOの発表だから仕方ないだろうけど、岡山市~鳥取市を岡山道経由で使う人はほとんどいません。有料なのに遠回りで時間短縮にならないからです。
    通常は国道53号(津山市経由)、県道27号→国道374号(美作市経由)、ブルーライン→上郡町→佐用町→鳥取道、のいずれかです。

    岡山県は中国横断道の構想前に岡山~鳥取間と岡山~松江間の高速道路の整備を求めていました。
    しかし岡山~鳥取間は実現せず、鳥取市への高速道路は中国横断道姫路鳥取線として整備されることになりました。
    そのため県は、岡山市~鳥取市の最短ルートである美作市経由の路線に並行して高規格道路を自前で整備し、将来的には智頭町で鳥取道と接続出来るようにすることにしました。これが現在建設中の美作岡山道路です。
    美作岡山道路も半分程度開通しているので、今回の開通区間でより時間短縮になるとは思えません。