ロシア軍ヘリが次々撃墜されるワケ ウクライナ兵1人でも対抗可能 攻撃ヘリの能力と限界

ロシア軍の各種ヘリコプターがウクライナ軍の対空ミサイルなどによって次々と撃墜されています。そのなかには攻撃ヘリも。戦車や歩兵にとって攻撃ヘリは脅威といわれますが、実情はどうなのでしょうか。

ウ軍が現地で行っているかも? な対攻撃ヘリ戦術

 なお、これはあくまで筆者(白石 光:戦史研究家)の推察ですが、もしかしたらウクライナ軍は、携行型ミサイル1基を装備する対空チームを2組セットにして互いに無線通信(スマホや携帯含む)で連携し合い、同一の敵機に対してまず1チームが発射。そのミサイルを見つけて回避機動に入った当該の敵機に、連携している2チーム目が追い打ちをかけるという時間差射撃での運用をしているかもしれません。

 というのも、1発目に対する回避は割と成功しやすいのですが、その無理な回避機動の途中で、さらにもう1発に時間差で狙われると、最初と同じレベルのきつい回避機動に入れないことが多く、被弾する可能性が高くなるからです。それに2チームを1組とすれば、もし1チームが空から発見され攻撃を受けても、もう1チームが掩護することができ、たとえ1チームが失われてしまっても、残る1チームでも戦闘の継続が可能です。

 ロシア軍(旧ソ連軍)は、かつてアフガニスタンのゲリラなどと戦った経験を有しています。しかし、それらとは異なり、ウクライナにはアメリカ製の「スティンガー」に代表される優秀な個人携行地対空ミサイルが西側諸国から供給されているため、今回のウクライナ侵攻で、ロシア軍は攻撃ヘリも含めてかなりの数のヘリコプターを失うことになるかもしれません。

【了】

※一部修正しました(3月20日9時50分)。

【世界最大のヘリも】ロシア軍が運用するさまざまなヘリコプターたち

ロシア軍のウクライナ侵攻 最新情勢 戦争はどうなっているのか

Writer:

東京・御茶ノ水生まれ。陸・海・空すべての兵器や戦史を研究しており『PANZER』、『世界の艦船』、『ミリタリークラシックス』、『歴史群像』など軍事雑誌各誌の定期連載を持つほか著書多数。また各種軍事関連映画の公式プログラムへの執筆も数多く手掛ける。『第二次世界大戦映画DVDコレクション』総監修者。かつて観賞魚雑誌編集長や観賞魚専門学院校長も務め、その方面の著書も多数。

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コメント

6件のコメント

  1. 誰ですか?賞味期限切れ兵器の在庫処分とか言ってるのは?人が死んでるんですよ(泣)

  2. ベトナム戦争でも、決死のベトコン兵たちの、反撃の前に、多数の米軍ヘリが撃墜され、多大の米兵が犠牲になった。米軍も自国の軍用ヘリの防御力強化と同時に、相手国の軍用ヘリを効果的に撃墜するための兵器の開発に心血を注いでいたはずだ。皮肉にも、ベトナムの痛い経験が、今ロシア軍を苦しめていると思える。

  3. 対攻撃ヘリ戦術といえば、スティンガーがこれまでのやり方でした。

    ところが、軽量対戦車簡易ミサイルのシャベリンは近距離のヘリコプターを確実にロックオンして撃破できる。これがアパートの一室の窓から女性でも簡単に打てると言うのだ。

    シャベリンの脅威を軽んじていたプーチン配下のSFB隊の責任追及が行われ、ロシア公安実務隊長が地位を追われかけている。これは逆に反旗を翻す動機になるかも知れぬ。

    アメリカから大量供給されたシャベリンは最新鋭の戦車をも完全に破壊できる。

    市街戦もゲリラ戦も包囲戦もできずにロシアは劣勢極まった。

    いよいよ戦術核を使うのか?

    1発で大統領府は跡形もなくなる、、、

    最低でも3000人は死亡するだろう。

    このレッドラインを超えるときが迫っている。

    ロシアは強い指導者の下、すべての計画を進めてきた。

    譲歩は許されぬのだ、、揺らぐことのない帝国の無謬性を信じてきたロシア国民に譲歩と言う選択肢はない。

    長引けば、ガス弾や戦術核を使ってくるだろう。

    驚くことに最も脅しに適した核兵器投下場所は、人がいない日本の山間部だと言う。

    放射線核種の飛散はさほど問題にならないが、5年間は立ち入ることができなくなる。

    米国はすぐに調停交渉に臨むはずで、第三次世界大戦は起きることはなくロシアの言い分が通るのだ。

  4. “ローターの回転力で揚力と推進力の両方を生み出しているということは、その羽を音速を超えて回すことができない”

    この一文はどういう意味なのですか?

    なぜ音速を超えて回すことができないのですか?

    揚力or推進力、どちらか片方だけならば音速を超えて回せるのですか?

  5. オートローテーション機能について触れていない。

  6. そら、山岳機動山砲となりましたから武装ヘリは。

    稜線を、MANPADsに対する弾数無制限の防御盾として利用する戦い方をしなくては、生存出来ません。

    具体的には、ヤキマトレーニングセンターでもやってる、AH1SによるTOW2Aによる戦闘射撃ビデオ見たいなやり方ですな。

    空に向かって対戦車ミサイルを撃ち、誘導ウインドウにミサイル赤外線源を捉えたまま、ポップアップして、戦車にトップアタック決めるやり方。

    これ、今ある増加装甲は全て無効化出来ますよ。それだけTOW2Aのライナー口径152mmのタンデム弾頭は強力って事です。

    マーベリック>ヘルファイア>TOW2B>TOW2A>>01やジャベリンという関係になりますので。威力だけならね。マーベリックなんかライナー口径8inじゃなかったか?ライナー口径の7〜9倍迄貫通するから1400〜1900mmRHAに相当する、対艦ミサイルとして使用可能な重空対地ミサイルだから。

    あんな平原で武装ヘリ使うと、隠れる場所が無いから、イグラ携帯対空ミサイル如きでもカモフもハボックもハインドDも狩れると言う事です。処分価格100ドル程度ですからなぁ。東ドイツ正式の長期保管品なんかは。

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