なぜ戦車砲内側はツルツルなのか ついに英戦車もライフル砲廃止 銃とは逆の進化の歴史

19世紀に「ライフリング」が実用化されると、銃も砲もこぞってこれを採用し、その命中率は飛躍的に高まりました。しかし戦車砲については21世紀現在、このライフリングが刻まれていない滑腔砲が主流です。先祖返りの経緯を追います。

なぜ戦車砲は滑腔砲へと先祖返りしたのか

 しかし第2次世界大戦後、APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)と呼ばれる砲弾が登場すると、砲も大きな変更を迫られます。

 大戦中、戦車の防御手段は各段に向上し、その装甲を貫徹する砲弾も大型化する傾向にあり、よって砲も大型化し、そして大型砲塔の搭載が大変になっていました。APFSDSはそれまでの徹甲弾と違い、発射後に装弾筒から、タングステンなど硬い素材で作られた侵徹体という矢のような弾体が分離するタイプの砲弾です。

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APFSDSは発射後、弾体と装弾筒が分離する(画像:アメリカ陸軍)。

 この砲弾は細長い形状の関係で正面面積が小さいために着弾時の速度を大きくでき、さらにその形状は装甲を貫徹する力が、同じ重さの通常の徹甲弾より高くなっています。

 1961(昭和36)年、ソビエト連邦軍が世界に先駆けてこのタイプの砲弾を本格使用する砲の運用を開始し、T-62は初めて滑腔砲「55口径115mm U-5TS」でAPFSDSを発射する戦車となりました。

【写真】想像以上にユニオンジャックな「チャレンジャー3」

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コメント

1件のコメント

  1. 戦車がライフル砲を捨てスムーズボアにした為、汎用性が減り自ら活躍の場所を減らし、配備数量が激減した。汎用性の高い重装甲、重武装のIFVが主力と成ってしまい、新規開発は殆ど無く成ってしまった。

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