世界初の実用ステルス機 F-117「ナイトホーク」初飛行-1981.6.18 退役と思ったらまた飛んでる!?

東西冷戦真っ只中の1981年6月、アメリカで角ばった異形の機体が初飛行しました。世界初の実用ステルス機として産声を上げたF-117は、常に秘密のヴェールに包まれ続け、退役後も、こっそり飛んでいるようです。

退役したはずなのに、なぜか目撃例多数のワケ

 当時、最先端の技術の塊であったF-117は、存在自体が極秘扱いとされたため、1982(昭和57)年には部隊配備が始まったものの、アメリカ国防総省が写真を公開したのは初飛行から7年半後の1988(昭和63)年11月でした。しかも、その後も撮影には制限がかけられたほか、詳細も公にされることはなく、極めて厳重に秘匿され続けました。

 ただ、その後、より優れたステルス性を持つB-2爆撃機やF-22「ラプター」戦闘機などが登場したことに加え、F-117自体が高いステルス性を維持するために整備間隔が短く、運用コストがほかの軍用機よりも高い一方、逆に汎用性は劣っていたことなどが影響し、2008(平成20)年4月22日をもって全機退役しています。

Large 20220618 01
2021年9月、カリフォルニア州フレズノ空軍基地に着陸した際のF-117「ナイトホーク」戦闘機。(画像:アメリカ空軍)。

 とはいえ、退役後もネバダ州でモスボール保管されたほか、一部の機体は試験や仮想敵役として再び飛んでおり、第一線から退いたとはいえ、その有用性はまだ残っているようです。

 ちなみに、本機は型式記号が「F」であるため、アメリカ軍では戦闘機に分類されていますが、前述のとおり、機上レーダーを装備しておらず、また機体構造の点からも空戦能力はあまり高くないため、実質的には攻撃機として運用され続けました。

【了】

【黒くない】テストされたグレー塗装のF-117ほか

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス