ヨコスカの「ミッドウェー」退役から30年 日本に初めて配備された米ご長寿空母の生涯

アメリカが世界で唯一、自国外に空母を配置し続けている日本。その端緒となったのが今から50年ほど前に初めて配備された空母「ミッドウェー」でした。第2次大戦終結の年に生まれ、冷戦後に退役したご長寿艦について振り返ります。

2度の近代化改修を受け、横須賀を母港に

 就役したミッドウェー級は、最新の航空艤装でジェット艦載機にも対応できることが高く評価されました。しかし重量過大による復元力不足や、荒天時の格納庫への浸水などが指摘されたほか、艦首の高さ不足からくる荒天時の飛行甲板への波かぶりといった問題が露呈しています。

 また、エセックス級よりも大きく造ったにもかかわらず、進化著しいジェット艦載機に対して艦型が小さいという点も指摘されたため、1950年代中頃には早速、近代化改修が実施されました。

 このとき、飛行甲板が着艦スペースと発艦スペースを分離したアングルドデッキに更新され、艦首もエンクローズドバウに変更されています。合わせてエレベーター位置の変更やカタパルト換装も行われたことで、戦後に建造されたフォレスタル級空母と同等までその能力が引き揚げられています。

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1987年12月1日、艦隊を組んでインド洋を航行するアメリカ海軍の艦船。中央にいるのが空母「ミッドウェー」、先頭を進むのが戦艦「アイオワ」(画像:アメリカ海軍)。

 1966(昭和41)年には、再び近代化改修が行われ、カタパルトの再更新や飛行甲板の再拡張が施されたことで、飛行甲板は新造時の281.6×34.4mから、296.3×78.8m(アングルドデッキ部含む)と大幅に広がりました。

 こうして就役から28年を経た1973(昭和48)年、「ミッドウェー」は横須賀に配備され、日本を事実上の母港とする初のアメリカ空母となりました。

【人文字で「サヨナラ」】横須賀に配置されていた頃の「ミッドウェー」

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