リアル合体/変身メカ「ボクサー」装甲車の装軌型ついに爆誕! その実際のところは?

見た目ほぼ戦車 装軌式「ボクサー」戦闘車はどんなスペック?

「ユーロサトリ2022」で展示されていた装軌式「ボクサー」は、自動装填装置付き120mm滑腔砲が目を引くRCT120砲塔を搭載した戦闘車タイプのミッションモジュールと組み合わされていて、見た目の迫力は十分なものです。

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装軌式「ボクサー」(前)と装輪式「ボクサー」(後)。車体前部の形状などが異なっている(画像:KMW)。

 RCT120砲塔は遠隔操作の無人砲塔で、容量が限られており120mm砲弾は15発の搭載にとどまります。ほかに12.7mmの同軸機関銃1挺と対戦車ミサイル「SPIKE」用のランチャー・ステーションが備わっています。砲塔後部には、乗員とは別に6人の歩兵を乗車させることもできます。

 重量は45t、路上最高速度は100km/hといい、主力戦車並みの火力と歩兵戦闘車の機能をあわせ持ったかなり野心的なコンセプトです。重量だけ見れば10式戦車と同等レベルです。

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主力戦車+歩兵戦闘車のハイブリットを実現したような装軌式「ボクサー」の戦闘車。いかにも近未来的だが、まだ展示見本品(画像:KMW)。

 既存の装輪式「ボクサー」のユーザーに対しても、この主力戦車+歩兵戦闘車のミッションモジュールに交換すれば、機甲部隊の夢のような戦闘車に変身させることができるという発展性のアピールを狙ったようですが、まだあくまで展示見本品であることに注意が必要です。

【写真】これは心をくすぐる…! ミッションモジュールを外した「ボクサー」ほか

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