「ガソリンスタンドかと思ったら天下一品だった」話題 GS居抜きの珍店舗なぜできる?
茨城県にある、ガソリンスタンドにしか見えないラーメン店「天下一品」が話題に。こうした意外な「ガソリンスタンド居抜き」店舗、他にも多く存在します。何がよいのでしょうか。
そりゃ間違えますって……これまで何度も話題になった天一
「ガソリンスタンドかと思ったら天下一品だった」。
2022年7月7日、“ガソリンスタンドにしか見えない”ラーメン店「天下一品」のある店舗を紹介したツイートが話題になりました。元ツイートは、10万以上のいいねがついています。
この店舗は「天下一品」の水海道店(茨城県常総市)。常磐道の谷和原ICから北へ延びる国道294号沿いあります。スタンドを覆う屋根にも天下一品のロゴがありますが、赤と黒で塗られたそれは、遠目からもガソリンスタンドのように見えます。
しかし近づいてみると、ガソリン計量器が撤去されたスタンド内が駐車場になっており、旧事務所が店舗に。店内は調理場から延びるコの字のカウンターが置かれており、見事にラーメン店になっています。
実はこの天下一品、ファンには知られた存在なのか、しばしばSNS上で話題になっています。ただ、ガソリンスタンド居抜きの天下一品は他にもあるほか、天下一品に限らず、元ガソリンスタンドのラーメン店は全国に存在します。
ガソリンスタンドの店舗数は1994(平成6)年の約6万店をピークに、減少し続けています。セルフスタンド解禁以降の競争激化、自動車の燃費向上による給油機会の減少、さらに古い地下タンクの改修義務化など、複数の要因があります。
しかし、閉業したガソリンスタンドは、その地下タンクを撤去する必要などもあり、容易に更地化はできず、閉鎖されそのままとなっている姿が全国で見受けられます。
他方、条件のよい道路沿いに出店したい他業種からからすれば、恰好の「広い駐車場付き物件」、しかも大型看板がついていることもあります。このため、カフェやパン店など、様々な居抜き店舗が存在します。
【了】
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