「動画をSNSアップ」だけに留まらない「交通従事者への『カスハラ』」 その実態とは? 従事者2万人の声
もう「お客様は神様」ではなくなりつつある今、今回の騒動は“氷山の一角”です。
対「カスハラ」、被害者たちはどんな対策を求めている?
同調査で交通従事者からは次のような意見が挙がっています。
・名札など名前が分かるものを身に付けていると、SNSに投稿される恐れがあります。ネット上などで誹謗・中傷を受ける可能性があり、イニシャル表記などにすることでリスク回避するマニュアルを整備すべきだと思います。
・カスタマーハラスメントに対して諸外国のような法の整備、搭乗拒否、警察通報などを積極的にすべきだと思います。日本はカスタマーが優先される事に問題があるので、社員を守る制度を早急に作るべきであり、カスタマーにもカスタマーハラスメントに対して罰則がある事をもっと認識させるべきだと思います。
・道理がこちらに合ってもひたすら謝り続けるしかなく、苦情を受けたという事実だけで責任を問われることがあるので、所属組織に対して不信感を持つことがあります。
・コロナ前からワガママで多数の迷惑行為をする世代(男・60代~)が、コロナ禍で更にエスカレートしている印象があり、多くの従業員のストレスにつながっています。
なお、同協議会によると、消費者によるカスタマーハラスメント(カスハラ)が社会問題として認識され、2020年6月施行「改正労働施策総合推進法」指針で、初めて国として「顧客等からの著しい迷惑行為に関し行うことが望ましい取組」といったガイドラインが制定された一方で、昨年行われた同アンケートでは、企業側のカスハラ対策について、「特に何もされていない」という意見が39.5%を占めているとのことです。
【了】
最近は迷惑客が増えてます。国や交通事業者の政策ミスでは?甘やかし過ぎ。飛行機の搭乗手続きみたいに駅の改札やバスにも改札付けて荷物や人を検査するセンサーとかあってもいいかも。
結局はサービスを提供する側も、それを受ける側も人間力が足らない…
と言う事なのでは無いかと思うのです。
サービスを提供する側にも問題が有り、客側の要望なり言わんとするところを理解しようと務める素振りに欠けた人も見受けますし、言葉足らずな説明に終始する人も見受けます。
これは客側にも同じことが言えます。
面倒なことに対する遠回しな否定や、自身の理想とする部分から外れたことや、個人的な信条やそれを他者にも押し付ける様な言動等、丁寧さに欠くと言ったことが社会全般に見える現象でもあるのだと思えます。
安全な運行と言う命題の結果が、乗客を恫喝する様な態度だとは言えないでしょうし、自分の言い分が聞き入れられないと言った不満がその他大勢の迷惑になることがあるべきでも無い。
立場が変われば自分自身も受ける側、提供する側になり得ると言う想像する力が欲しいものです。
そう言う意味で人間力の欠如が両者の立場で行われて居る様に見えます。
しかし、企業の一員である以上一定程度の苦言は受け取らざるを得ない。
そう言う覚悟が有ってのサービス業でもあると言えるのだと思います。