もはや混雑率日本一 日暮里・舎人ライナーどう緩和 「抜本対策は難しい」その理由

列車の定員は増えるけど…

「東京都交通局が公表した資料によると、ラッシュ時間帯の混雑緩和策として、今年度から令和6年度までの間に、既存の12編成(1編成5両)をロングシート化し、輸送力の増強を図るとのことです」

「現在、ラッシュ時間帯は約3分間隔で運行されているものの、令和元年度には混雑率が最大189%、コロナの影響を受けた令和2年度においても140%。利用者や議会からも混雑緩和策の強化が要望され続けています」(足立区ウェブサイト:区長のあだちな毎日 2022年7月19日)

 足立区交通対策課も、車両のロングシート化は「立席を多くしてほしいという区からの要望を踏まえてのこと」と話します。これにより定員は1編成245人から262人へ17人増えるそうです。

しかし東京都交通局によると、定員は増えるものの、混雑率は「マンションが建つなど、周りの状況による部分が大きい」として、どこまで緩和できるかは予測できないといいます。

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オールロングシートの330形(画像:東京都交通局)。

 加えて近藤区長は、ロングシート化以上の抜本対策が難しいことを明かしています。というのも、「ラッシュ時間帯は混雑しているものの、それ以外の時間帯の利用は少なく、収支は現在も赤字」だそう。

 こうしたこともあり、「車両基地や駅舎の拡張といった抜本的な工事には踏み込めていない」(足立区交通対策課)ということです。

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コメント

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3件のコメント

  1. 増結出来ないん?プラットホーム延長込みで。

  2. 日暮里方から12…5号車として
    3両の増結ユニット6~8号車を作る
    を作る
    当面ホームの延長はせず 日暮里以外でドアが開くのは1~5号車のみ
    6~8号車は無座席か逆にボックスシートの着席料徴収車とし途中駅では下り方にはみ出て停車
    着席料徴収車とした場合は5=6号車間を通る際にICカードをピッ…
    はみ出し停車しても踏み切りなど無いのだから間違ってドアが開くことさえ無いようにしておけばさして(?)問題とならない
    終着日暮里のみ2~6か3~7号車を現行1~5号車の位置になるよう停車しドア扱い
    当然5=6号車間は貫通させ 日暮里まで の客を6~8号車に誘導
    6号車には簡易運転台程度とし
    最混雑時間帯以外は現行5両での運転
    ホーム延長などが可能ならばおいおい整備
    混雑率は5/8で 130%程度まで低減できるが…
    こんなのは実現しないでしょうね……

  3. 程度差はともあれラッシュ時だけ混むのは当初から分かってた筈、現状で赤字というのは計画に瑕疵があった証拠だ。
    小池知事はラッシュ緩和を公約としてたが、お膝元がこの有様では辞任すべきだろう。