新幹線の乗車率は19%に JR北海道7月の収入・利用状況 コロナ禍前には依然及ばず

改善……なのか?

前年比は収入・利用者とも増加に

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JR根室本線の東根室駅(乗りものニュース編集部撮影)。

 JR北海道が2022年7月の収入・利用状況を発表。新型コロナウイルスの影響が続く中ですが、前2021年比ではいずれでも増加となりました。

 まずは7月の収入状況を見てみます。定期券など全てを合計した収入は49億2300万円。対前年比で14億400万円の増加(139.9%)ですが、対平年(コロナ禍前の2019年)比では14億6800万円のマイナス(77%)でした。対前年比では定期券収入が109.2%とほぼ横ばいなのに対し、中距離収入が159.5%と高い増加率となっており、昨年より外出需要が旺盛だったことがうかがえます。

 次に利用状況です。北海道新幹線は対前年比で189.9%、対平年比は70.0%でした。1日あたりの乗車率は19%で、これは9%だった2022年3月からは改善しています。

 都市間3線区(東室蘭~苫小牧/南千歳~トマム/札幌~岩見沢)は対前年比で152.7%、対平年比は65.3%でした。なお、対前年比が最も高かった区間は東室蘭~苫小牧間の160.5%でした。

 最後に主要駅の状況です。札幌駅は対前年比で123.6%、対平年比は71.5%。新千歳空港駅は対前年比で168.0%、対平年比は74.6%でした。

【了】

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