「おいらん車」オヤ31形トキ鉄へ ハリセンボン出た車両、今後何に使う? 鳥塚社長に聞いた

JR西日本に長らく保管されていた、「おいらん車」こと戦前の建築限界測定車オヤ31 31が、えちごトキめき鉄道へ譲渡されました。そこには「働く車両を展示すること」にかける鳥塚社長の思いがありました。

なぜトラックでは運ばなかったのか

 2022年12月6日。オヤ31 31はDD51形ディーゼル機関車1109号機に牽引され、宮原から金沢総合車両所松任本所(石川県白山市)へと回送されました。松任にて譲渡に関する諸手続きや整備を行い、2023年3月8日に直江津へ。EF510形電気機関車3号機に牽引されたオヤ31 31が、日本海に沿って北陸路を走ったのです。

「事業用車は働く車でしょう。子供たちは働く車が好き。鉄道というものに対して別の観点から見てもらいたいです」

 オヤ31の今後の活用について、トキ鉄の鳥塚社長はこう語ります。同社では半分が貨物室になったワフ形車掌車を展示しており、貨物車はコンテナばかりではないと教えています。これから育っていく子供たちに鉄道のいろいろなものを見せたいと、今回もオヤ31形を譲り受けることになったのです。

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EF510-3号機に牽引され、オヤ31形はトンネル駅の筒石駅を通過する。このシーンを見ると検測後の返却回送のようだ。許可を得て撮影(2023年3月8日、吉永陽一撮影)。

 オヤ31 31は、元々の製造から86年経過しています。「トラックで輸送しようとクレーンで吊るしたらどうなるか分からない。車籍があるうちに車扱貨物輸送で持っていける」と鳥塚社長。松任から直江津までは約7時間かかったそうです。

 社長が「D51 827号機とピッタリな車両でしょう」と話す通り、オヤ31形はD51形とちょうど同じ時期に活躍した車両です。直江津駅構内では、奥にある1944(昭和19)年竣工の扇形車庫へ格納しましたが、牽引したEF510形はここで切り離し。以降どの車両が担うのかと思いきや、登場したのはD51形827号機です。同機は圧縮空気によって自走可能であり、2020年に所有者のアチハ株式会社から5年契約で借り受けたのでした。構内には「直江津D51レールパーク」を開園し、体験乗車などを行っています。

【写真】「おいらん車」の車内を見る

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コメント

1件のコメント

  1. >JR西日本は鉄道文化を後世へ継承すべく活動する中で

    ゴミを処分したかっただけに見えるのだが、、

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