開発失敗の三菱MSJ 全力で「畳みますモード」に突入? 三菱航空機が社名変更

公式サイトも「閉鎖」だそうです。

2023年2月7日開発中止

 三菱重工グループで「三菱スペースジェット(MSJ)」の開発を進めていた三菱航空機は、2023年4月25日をもって、「三菱航空機株式会社」から「MSJ資産管理株式会社」へ社名を変更しました。

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三菱航空機「スペース・ジェット」(画像:三菱航空機)。

「スペースジェット(旧称:MRJ)」は100席以下の座席数をもち、地方間輸送を担うジェット旅客機「リージョナルジェット」に分類される旅客機で、2015年11月11日に初飛行。同機はかつて国産旅客機「YS-11」の開発の中心となった三菱重工が、国からの多額の支援をうけ、開発したモデルです。開発の後ろ盾となる初期発注者(ローンチカスタマー)はANA(全日空)で、JAL(日本航空)や海外の航空会社からの受注も獲得しました。

 当初2021年の就航を目指していた「MRJ」ですが、その後開発が当初の想定どおりのスケジュールで進まず、納入延期を繰り返しました。2019年6月には、機体の名称を「MRJ」から「スペースジェット」に変更しブランドイメージの一新を図ったものの、納入延期は6度に及びました。2020年には「一旦立ち止まる」といったコメントを残し、開発の大幅な縮小を決定。その後2023年2月7日に、「開発再開に足る事業性を見出せず」とし、開発の中止を決定したことを正式発表しています。

 今回の社名変更は、「スペースジェット」の開発中止を受け、航空機メーカーとしての三菱航空機を”畳んだ”かたちです。三菱重工によると、三菱航空機時代の住所や電話番号は、社名変更後も変更はないものの、三菱航空機のホームページについては同日をもって閉鎖となるとのことです。

【了】

【画像】「三菱スペース・ジェット」幻の客室イメージ

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