「ザク・バズーカ」は戦艦並み!『ガンダム』世界の実体弾サイズ大きすぎる問題 驚異の推定3000mmも

怖っ! 陸自10式戦車の主砲と同サイズのマシンガン

『機動戦士ガンダム』の世界にはバルカン砲だけでなく、類似のガトリング砲も登場します。

90mmマシンガン/ガトリングガン

 90mmマシンガンは、地球連邦軍の「ジムコマンド」や、その敵ジオン軍の「ザク改」の手持ち武器です。ジオン軍の「ザクII」は、60mmバルカン砲でも撃破できるため、90mmでも問題がないと考えられたのでしょう。ガンダムNT-1「アレックス」では、腕部に90mmガトリング砲が装備されています。

 ジオン軍の90mmマシンガンMMP-80は、120mmマシンガンから口径を下げ、速射性と命中率を上げたモデルで、地球連邦軍の「ジム」や「ボール」には通用しました。

 現実にはこれほど大口径の機関砲は存在しません。イタリアが1987年にオトマティック60口径76mm対空自走砲(発射速度毎分120発、最大射程1万6000m)を試作したくらいです。

 90mm砲といえば、アメリカのM36対戦車自走砲や、陸上自衛隊61式戦車と同一口径で、現在でもアメリカの装輪装甲車LAV-300などに搭載されています。

105mm・120mmマシンガン/120mm低反動キャノン砲

 ジオン軍のモビルスーツとして有名な「ザク」の初期型、「ザクI」の手持ち武器がZMP-47D 105mmマシンガン。装弾数100~145発、重量5tです。現実世界の兵器としては、陸上自衛隊74式戦車など1970年代の西側主力戦車に多く使われています。また2000年代以降も陸上自衛隊16式機動戦闘車や、中国の11式105mm装輪突撃車といった装輪式戦闘車両の主砲としても用いられる比較的ポピュラーな口径です。

Large 230714 biggun 02

拡大画像

サイコガンダムの手は、この4倍広い(イラストレーター:ハムシマ)。

「ザクマシンガン」として比較的よく知られているのが、「ザクII」の120mmマシンガンZMC38III。単発と連射の切り替えができるため「ライフル」と劇中で呼ばれることもあります。

 装弾数は100~145発、発射速度は毎分280発、有効射程は4200m。反動を抑えるため、初速が100m/秒と極めて遅く、「ガンダム」の表面装甲は貫通できませんでしたが、「ジム」や「61式戦車」などには有効でした。

 なお、「ガンタンク」の主砲口径も120mmです。こちらは正式名称120mm低反動キャノン砲といい、とてつもない長砲身砲(推定125口径)ゆえに、射距離も240~260kmと「超」が付くほど長射程です。

 現実世界の120mmクラスの砲は、陸上と水上の双方で多用されており、たとえば陸上自衛隊の90式戦車や10式戦車の主砲などから、海上自衛隊の護衛艦を始めとした各種軍艦の主砲、さらには高射砲や迫撃砲といった野砲でもよく見られます。

【写真】これが実在するバズーカです! 37mmから410mmまで各種砲弾をイッキ見

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。