関西の”道路の常識”変える? 事業化待つ3本の「高速新ルート」とは

関西には、事業化を待つ段階となっている、巨大な新道路プロジェクトがあります。開通すれば、交通流を大きく変化させ、関西の道路の“常識”を覆すかもしれません。

神戸方面でも混雑緩和の新動脈が

●名神湾岸連絡線

 名神高速は兵庫県西宮市で阪神高速3号神戸線に接続し、終点となっています。これを南へ約2km伸ばし、5号湾岸線へ到達させるのが、名神湾岸連絡線です。

 大動脈の交通が3号神戸線へ流入し混雑が激しいため、5号湾岸線へ分散させる目的があります。さらに、堺・関空方面へも直結することとなります。

 現在は、事業化の一歩手前である都市計画決定・環境アセスメントのうち、都市計画の素案が作られた段階。ひとたび事業化すれば、総距離も短いため「着工から8年で完成」と見込まれています。

 もっとも、5号湾岸線は六甲アイランドで途切れており、現在進行形で湊川方面への延伸工事が始まったばかり。神戸市内の混乱を避けるため、まずこの開通を見届けたあとで、名神湾岸連絡線が開通することになるでしょう。

●播磨臨海地域道路

 関西~中国地方の大動脈は中国道と山陽道ですが、神戸・明石・姫路方面を相互につなぐ高規格道路は第二神明道路~加古川バイパスのみで、国道250号(明姫幹線)と合わせて朝夕を中心に慢性的な渋滞に悩んでいます。

 広大な播磨臨海工業地帯の重交通のキャパシティを確保するため、臨海部で計画されているのが播磨臨海地域道路です。第二神明の明石西IC手前から分岐し、山陽電鉄よりもさらに海側の工業地帯を直接つないでいく概略ルートで、姫路市内の広畑まで到達します。途中で北へ分岐し、播但道起点の姫路JCTへ直結する支線もあります。

 2013年から具体的な検討の動きがはじまり、現在は、事業化の一歩手前である都市計画決定・環境アセスメントの手続きが進められている段階です。順調に進めば、他の2つの路線よりも早く事業化に漕ぎつけそうな進捗と言えます。

【了】

【完成すれば関西が大変化!? 「3つの新路線計画」ルートを見る】

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