「成田は最も着陸が難しい」ホント? ホーム空港にする航空会社パイロットの“プロ技”を見た!

成田空港を拠点に、世界に航空貨物を届けている貨物専用航空会社のNCA。実は成田が「着陸が難しい空港」というのが同社のパイロットの弁です。どこが難しく、どのように対処しているのでしょうか。

成田へ着陸、なぜ難しい?

 横風時の着陸では、カニ歩きのように機首を横に向けて進入する「クラブ方式」と、機体を傾けながらラダーを逆方向に踏み込み着陸する「サイド・スリップ方式」などがあり、このふたつを組み合わせた方式などで着陸に挑むことが多いのだとか。また、適切なスピードを保たないとパス(降下角度)をキープできないので、着陸直前は、速度のコントロールにも注意を払う必要があります。シミュレーターを用いた横風の着陸では、コクピットの左手に滑走路が見える状況から進入し、着陸寸前に機体を中央に向けるシーンが見られました。

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NCAの747フルフライトシミュレーター(乗りものニュース編集部撮影)。

 また、もうひとつ気流の悪さから発生するのが、予期しない強い風の動き「ウインドシア」です。飛行機は着陸寸前にはかなり速度を落としているため、風の影響を色濃く受けます。ここで大きな風の変化をうけると、機体の姿勢や速度に大きな影響を及ぼすため、細心の注意を払う必要があります。

 実際にシミュレーターでパイロットの方に「ウインドシア」発生からの着陸復行(ゴーアラウンド)をお願いしましたが、エンジンパワーを最大にしても速度が下がってしまう場面も。最終的には、機体姿勢と速度を“プロのワザ”で立て直しましたが、「通常であれば着陸せず、違う手段を考えます」とパイロットが話すような場面も発生するのが、成田空港の難しさのひとつでしょう。

【了】

【写真】超精巧…これがNCAの「ジャンボ機の訓練用シミュレーター」です

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1件のコメント

  1. 成田の難しさは立地の悪さにあるの?

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