F-15「イーグル」大量ドナドナ!? 航空自衛隊の那覇基地 津波訓練で激レア光景が出現
実際、東日本大震災で空自は津波被害を受けています。
いうなれば戦闘機の避難訓練
航空自衛隊那覇基地は2023年9月8日(金)、津波対処訓練を実施、その様子を公式X(旧ツイッター)やフェイスブックで公開しました。
那覇基地は海に面した那覇空港と滑走路を共用しており、海抜が低いことから、万一地震などによって津波が発生すると、エプロン(駐機場)などが浸水被害を受ける恐れがあります。
そのため、津波被害から主要装備品であるF-15戦闘機を守るため、基地内道路を使用して少しでも高所に避難させる訓練を行ったそうです。
公開された写真では、牽引車に曳かれたF-15戦闘機が列をなして道路上を移動する様子が捉えられていました。ちなみに、坂を上ってF-15が駐機していた場所には「海抜20m」という看板が。そして、これら写真と共に「ご覧の通り、正門通りはF-15で大渋滞しておりました。」という一文が添えられていました。
日本国内で戦闘機が配備されている航空自衛隊の基地は、北から千歳(北海道)、三沢(青森県)、松島(宮城県)、小松(石川県)、百里(茨城県)、岐阜(岐阜県)、浜松(静岡県)、築城(福岡県)、新田原(宮崎県)、那覇(沖縄県)です。このなかで松島基地は実際に2011年3月の東日本大震災で、基地が水没し、駐機していたF-2B戦闘機などが津波被害を受けています。
那覇基地や松島基地以外にも、築城基地は滑走路が海に突き出ており、小松基地も比較的海岸に近い位置にあります。そのため、それらの基地ではこういった航空機の避難訓練は必要なのかもしれません。
【了】
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