B-52爆撃機に「ドラクエと同じゲームエンジン」採用へ!? Unrealで「燃費大幅アップ」図る

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ゲームエンジンをB-52の改良プログラムに使用!

 アメリカのボーイング爆撃機担当ディレクターは2023年9月23日、B-52「ストラトフォートレス」のアップグレードには、『フォートナイト』や現在開発中の『ドラゴンクエストXII』『鉄拳8』などのビデオゲームのゲームエンジンとしても有名な「Unreal Engine(アンリアルエンジン)5」が使われていると語りました。

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着陸するB-52(画像:NATO連合国空軍司令部)。

 同機は100年使える爆撃機を目指し、新エンジンと新レーダーに換装する改良を行っている最中です。その作業に際し、ボーイングはこのゲームエンジンを使用し仮想シナリオを作ることにより、アップグレードが実物の機体に実装される前に、修正を適用し、設定を調整、フィードバックを得ているとのことです。

 パイロットや整備士は、同ゲームエンジンで作成したバーチャル環境で、エンジンの始動や停止など、アップグレードされたB-52を体感できるようで、実物のテスト機体を使うよりもコストと納期を削減することができるそうです。

 同機の担当ディレクターによると、実際に金属を曲げてから学ぶよりも、モデルについて話している時の方が、より早く学ぶことができ、調整も早いとのことです。

 なお、B-52は2024年から2026年にかけてロールスロイス製の新エンジンを搭載しての地上試験と飛行試験が開始される予定で、2031年度末までにすべてのB-52に新しいレイセオン製レーダーを搭載し、2036年度末までにはエンジン交換プログラムを完了させる方針となっています。

新型エンジンを搭載したB-52は、燃料効率と航続距離を向上させるほか、メンテナンスコストを大幅に削減することも目指しています。さらに、少なくとも2050年までは使われる予定です。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. ボーイングは737MAXの機種変更訓練をiPadで、ってやったくらいですからね