定期列車を「客車列車に」再び! 期間限定で“昭和の鉄道”再現 大井川鐵道

発車時のガコン! 昭和情緒ですなぁ…。

車内販売も実施

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往年の客車列車(画像:大井川鐵道)。

 静岡県内の大井川沿いを走る大井川鐵道では、2023年10月から12月にかけて、定期普通列車の一部を「客車列車」として運行します。客車列車とは、先頭の機関車が、動力を持たない客車を牽引するスタイルの列車です。運行は、本年の夏に続く第2弾ですが、今回は台風被害から復旧した川根温泉笹間渡駅(静岡県島田市)まで乗り入れます。

 運行日は10月24日(火)~26日(木)、11月8日(水)、9日(木)、15日(水)、28日(火)、30日(木)、12月5日(火)~7日(木)、26日(火)、27日(水)。通常は電車で運行している6本が客車列車となります。運行時刻は13時台から20時台までで、上下3本ずつです。

 列車は電気機関車+旧型客車で編成。昭和時代を再現し、車内販売員も乗務します。なお、普通運賃のみで乗車できます。

 座席は4人掛けのボックス席です。車内に暖房装置はありません。また途中の家山駅(静岡県島田市)では、機関車の付け替え作業である「機回し」も行います。

 大井川鐵道は「昭和の日常の鉄道風景が、令和の日常に繰り広げられる“非日常”をとくとお楽しみください」としています。そのうえで、客車列車運行日限定のフリー乗車券「川根路 ミニ周遊券」を税込み4500円で販売。金谷~川根温泉笹間渡間が乗り降り自由となるほか、1000円相当の車内販売利用券も付属します。周遊券は、客車列車以外の列車でも利用可能です。

【了】

【えっ】「昭和初期」の客車車内です

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