2年越しの念願の就航へ 「オレンジウミガメ」のANA超巨大機、デビュー前日の客室に潜入! その様子は?

2年間「乗客未踏の客室」、就航前日の客室の様子は?

 そして就航前日となる19日の3号機の客室では、乗客を迎え入れる準備清掃が行われました。

 ここでは通常の清掃を担当しているスタッフのほか、9名のANAグループ社員もボランティアで参加。4クラスで計520席ある超大型機の客室をともに掃除したほか、各席に備え付けられている「安全のしおり」やイヤホン、ヘッドレストなどの設置作業などを担当しています。

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就航前日のANAのA380「フライングホヌ」3号機の様子(2023年10月19日、乗りものニュース編集部撮影)。

 この機の清掃作業の責任者を務めるANAエアポートサービスの蔭山みゆき課長によると、他の旅客機では15名で45分程度かけて清掃するのが標準的ななか、A380では25人体制で、約75分をかけ作業を実施するのだとか。

 また、3号機の客室の清掃作業が行われるのは、今回が初めてとのこと。作業前に同氏は「汚れが溜まってる場所もあるんだろうなと思いながら、3号機の客室に初めて入りましたが、新しい飛行機の香りを感じますし、キレイな客室だなと感じました。さらに磨き上げてもっとキレイにできればと思います」と語り、「3号機が到着してから、飛ぶごとができない時期をずっと近くで見てきたので、やっと飛ばせるという思いです」と話します。

 A380の3号機の投入初便は、10月20日のNH182便(成田21時30分発→ホノルル午前9時20分着)を予定しています。ANAによると、同日よりA380運航便は週10往復になるとのことです。

【了】

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