「何が何でも戦車欲しい!」イスラエルがとった驚きの軍隊づくりとは? スクラップも使え! そして軍事大国に

いまや国産戦車「メルカバ」を数多くそろえるまでに至ったイスラエル国防軍ですが、1948年の建国当初は、世界中からかき集めた中古戦車が主体でした。しかも、その入手の仕方も驚きのもの。女性の色気を使ったと言われているほどだとか。

「イギリス兵を色気で惑わせ戦車奪取」これホント?

 しかし、戦車を常識的な手段で入手するのは困難でした。なぜなら、強力な兵器であるがゆえに各国の軍ともに管理が厳格だったからです。そこで考えられたのが、パレスチナ地域から引き揚げるイギリス軍部隊から入手するやり方でした。

 ユダヤ人の民兵組織「ハガナー」(のちのイスラエル国防軍の前身)は、本国に向けて送り返されるため地中海に面した港町ハイファの市内に集積されていたイギリス軍戦車に目を付けます。しかし、一国のまともな軍隊が管理している戦車を盗み出すことなど、そう簡単にできるのでしょうか。

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イスラエル建国当初に訓練で砂漠を走り回るイギリス製「クロムウェル」巡航戦車。これまた非合法に入手した車体であるが、貴重な機甲戦力として活用された(画像:イスラエル国防軍)。

 そこで彼らは、ハイファ港に設けられた戦車集積地で門番を務めていたイギリス兵を、「ハガナー」の女性兵士数名が現地民間人に変装して篭絡。酒を飲みに連れ出した隙に、M4「シャーマン」中戦車や「クロムウェル」巡航戦車、合わせて6両を「頂戴」することに成功したのです。

 このような冒険譚的なエピソードは、一時まことしやかに語られていました。しかし戦車という大物兵器が、忽然とまとまった数姿を消してしまうのは軍の規律の上では大問題です。では、色仕掛けで堂々と譲り受けたのかというと、それもまた、相応の証拠と手続きが必要でしょう。

 こういった理由から、いまでは、現地の連隊長や大隊長といった指揮官クラス、あるいはそれ以上の相応の権限を持つ、ユダヤ人に同情的なイギリス側の高級軍人が関与したという話も出ています。

 実際、第二次世界大戦中にイギリス軍はユダヤ軍団を自軍内に編成し、枢軸軍と戦うための戦力として用いていました。そのため、建国に向けて苦戦する「かつての戦友への友情」が、前出のハナシの背景にあってもおかしくはないでしょう。ただ、イギリス軍が半ば公然と「ユダヤ人を応援」したとなると、特にアラブ諸国に対して外交的にまずいので、「盗まれた」ことにしたとも考えられます。

【軍隊ですか…?】格好バラバラ 建国当初のイスラエル軍戦車部隊の姿(写真)

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1件のコメント

  1. ジオン軍地上部隊のMSですかW

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