「あれは…ミッキーマウス!?」ドイツ兵がそう呼んだソ連戦車とは? “ミッキー状態”で走っていたワケ

2024年1月1日、「ミッキーマウス」の初登場作品である『蒸気船ウィリー』の著作権が切れました。それとは話が変わりますが、実はかつて、同キャラのあだ名で呼ばれた戦車が2車種ありました。

ハッチの形状からそう見えると敵軍が話題に

 2024年1月1日、数度の著作権延長法を経てついにアメリカ、ウォルト・ディズニーの象徴的キャラクターである「ミッキーマウス」が初めて世に登場した1928年11月18日公開の短編アニメ映画『蒸気船ウィリー』の著作権が切れ、パブリックドメイン化しました。

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アメリカで保存されているT34/76、これは1941年型なのでミッキーマウスではない(画像:アメリカ国防総省)。

 著作権切れ直後から、アメリカでは同キャラクターを題材とした、ホラー映画が続々発表されるなど話題を呼びましたが、戦車にもかつて「ミッキーマウス」とあだ名で呼ばれていた車両が2種類あります。

 ひとつはBT-7快速戦車、もうひとつはT-34中戦車の76.2mm砲搭載型のT-34/76になります。どちらもソビエト連邦製の戦車で、BT-7は独ソ戦序盤に、T-34は序盤から中盤にかけて主に運用されていた戦車となります。

 なぜこの2両が「ミッキーマウス」なのかというと、当時同戦車に対峙したドイツ将兵がそう言ったとか。砲塔に円形のハッチがふたつ平行に並ぶ形式で、ハッチが開いた姿がミッキーマウスの耳のように見えたため、あだ名として定着したといわれています。

【すげえ、確かにミッキーマウスだ!】これがハッチを開けた状態のT-34/76です(写真)

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