新型「レッドサラマンダー」見てきた! まるで戦車な“全地形対応”レスキュー車 あえて性能ダウンで使い勝手◎!?

能登半島地震にも出動したレスキュー車両「レッドサラマンダー」の新型が、シンガポール航空ショー2024に展示されました。特徴は小型・軽量化とのことですが、それ以外にも使い勝手向上のための改良点を見つけました。

2tも軽いの!?

「エクストリームV」の新型モデルの変更点は多岐にわたります。まず車体のデザイン変更によって運転席の窓がより大きくなり、それに伴い視界も広くなっていました。また、素材もアルミなどを多用することで、重量が前モデルより2t軽い6tへと軽量化されています。

 車体サイズもコンパクト化が図られており、全長は7.6m(前モデルは約8.9m)、全高は2.4m(同2.7m)とそれぞれ小さくなっています(全幅は同じ)。それによって足回りの転輪も6個から5個に減っていました。

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岡崎市消防本部の大型水陸両用車「レッドサラマンダー」(画像:写真AC)

 後部ユニットは人員輸送用のキャビンになっており、2つの座席と負傷者などを寝かせるベッド、そしてその横に看護する救命士用の座席も設置されていました。このベッドは取り外してストレッチャーにすることもできるほか、頭上には医療器具などを取り付けるアタッチメント用のフレームなども設置されていました。車内上側にはエアコンも用意されており、専用の器機をさらに持ち込めば救急車と同等の能力が発揮できるようです。

 なお、ベッド部分を取り外して代わりに座席を増やすことも可能で、その場合は後部ユニットに最大6名の人員を収容することができます。

 ほかにも、新型モデルのキャビン左側側面にはドアが追加されています。旧モデルはキャビン後部にしか乗降用のドアがなく、STエンジニアリングの社員によると車両の運行上で大きな制約となっていたそうです。

 旧モデルで後部ドアを開閉する場合、運転席からそれを直接見ることができず、その開閉や人員を乗り降りさせるには、運転手がわざわざ下りて周辺を確認するか、別に専用の人員が必要でした。しかし、新モデルでは側面ドアを備えているため、運転席からサイドミラー越しに当該箇所を見ることが可能であることから、ドライバーは運転席ですべてを判断することができます。これは悪路や被災地などでは大きなメリットになるということでした。

【片手操作できるハンドルだ!】これが新型「レッドサラマンダー」の車内です(写真)

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