「ここ私道なの!?」長大橋に海底トンネルまで とんでもない規模の「専用道路」3選
私道といえば、自宅の近くにあるちょっとした道路をイメージする人がほとんどかもしれませんが、日本国内には途方もない規模で作られた私道が存在します。
企業が作った規模の大きい私道
私道といえば、自宅の近くにあるちょっとした道路をイメージする人がほとんどかもしれません。しかし日本国内には、企業が所有する私道というものも存在します。ここではそうした企業が持つ、とてつもない規模の私道を紹介します。
地図でマツダ専用と注記される「東洋大橋」
広島市東部を流れる猿猴(えんこう)川の際下流には、有料道路である海田大橋が架かっていますが、そのひとつ上流に架かるのが、長さ560m、高低差25mに及ぶ「東洋大橋」です。
しかし、この橋はネット地図では表記されないこともあり、表示されていたとしても「mapion」では橋名に続いて「(マツダ専用)」との注釈がついています。
この橋は、猿猴川の両岸に広がるマツダの工場を結んでおり、一般車が通ることはまずありません。マツダの通勤バス、業務バス、物流トラック、各種工事車両、取引業者の車両、社用車、完成車などが行きかう専用道路となっています。
マツダの工場は、猿猴川東岸に本社地区が、西岸の工作機械工場のある宇品西地区があり、その両地区を橋が結んでいます。これが完成以降は、敷地の長さにして7kmにも及ぶマツダ広島工場内を、公道や船を使わず効率よく移動できるようになったりました。なお、マツダによると、完成当時は世界で最大規模の企業が所有する橋だったとのことです。
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