もはや別の機体? 兵装もスゴイ「F-15」シンガポール版 ただ訓練場所が遠すぎる!?

「シンガポール航空ショー2024」には同国空軍の主要装備も並びます。代表的なのはF-15SGですが、この機体の訓練はシンガポール国内では行わないとのこと。どこでやっているのか、パイロットに直接ハナシを聞きました。

結局アメリカ機がメリット大! 今後は?

 このように、シンガポール空軍は兵器だけでなく、パイロットの育成といった運用面でもアメリカ軍に大きく依存しています。

 こういったことを鑑みると、対地攻撃能力を含む多用途性に優れ、長距離飛行が可能で、アメリカ製というのは選定の際に大きなアドバンテージだったと言えるでしょう。結果、「タイフーン」や「ラファール」よりも戦闘機としては古いものの、シンガポールはF-15Eに決めたのです。

加えて、アメリカ製の戦闘機なら、同国軍のリソースを利用するだけでなく、相互の協力関係を醸成するのに大きなメリットとなります。同じ装備を使っているということで、兵士や組織として濃密な交流を行うことができ、大きなメリットを生み出します。

 シンガポールにとって安全保障の観点でアメリカとの繋がりを維持できるというのは、その機体の性能以上に重要なポイントなのかもしれません。

 ちなみに、シンガポール空軍は老朽化するF-16の後継機としてアメリカ製の第5世代戦闘機F-35B「ライトニングII」の導入を決定しています。おそらく同機も、前出の3機と同様にアメリカ本土の基地に訓練分遣隊を常駐させて、そこで訓練を行うようになるでしょう。

【了】

【それ、ひょっとして…】シンガポールならではの特別塗装が施されたF-15SG(写真)

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス