名阪国道‐京都を結ぶ新ルート? 新名神にもつながる長さ3kmの「犬打峠トンネル」2024年度開通へ
京都府道62号宇治木屋線の犬打峠を越える区間のバイパスが、2024年度に開通予定です。
府道62号バイパスが建設中
京都府の宇治市と和束町を結ぶ府道62号宇治木屋線で、バイパス工事が進んでいます。犬打峠をトンネルで貫くこのバイパス道路は、2024年度に開通する見込みです。
国土交通省近畿地方整備局が2024年4月1日に公表した予算概要の中に、2024年度の開通予定箇所として犬打峠のバイパスが記載されました。
バイパスは、宇治田原町南と和束町別所を結ぶ延長3.6kmの道路です。幅7.5m・2車線で整備されます。普通自動車でもすれ違いが難しい狭い箇所や、急カーブ・急勾配が続く峠越えの現道を、長さ2.95kmのトンネルで一気に通過します。
現在、トンネル北側の宇治田原町では新名神の建設が進んでおり、府道62号や国道307号と接続する形で宇治田原IC(仮称)が設置される予定です。
和束町から最も近い高速道路ICは現在、京奈和道の木津IC(約25分)ですが、バイパスと新名神が開通した後は宇治田原IC(約15分)が最寄りとなり、アクセス性が向上します。
また、広域で見た場合、三重県の伊賀市など名阪国道沿線から国道163号・犬打峠バイパス・新名神などを経由して、京都府の宇治市や京都市方面へ抜けるルートが新たにできる見込みです。
【了】
コメント