大型爆撃機を空母から「片道出撃」もう戻ってこれない 米海軍が採った驚きの方法 どうにか積みたかった巨大爆弾とは?

開発当初の核爆弾はとても大きく、当時の空母艦載機には搭載できない兵器でした。しかし、なんとかして運用したかったアメリカ海軍は驚くべき方法で核爆撃機を空母に搭載します。その機体は発艦できても着艦は無理なシロモノでした。

太平洋戦争中に行った日本本土初空襲がヒントか?

 世界がアメリカを中心とする資本主義陣営と、ソ連(現ロシア)を中心とする社会主義陣営に分かれて対峙していた東西冷戦の初期、原子爆弾を搭載した大型爆撃機が空母から「片道出撃」するという運用方法が、アメリカで実施されていたことがあります。

 これは、空母から飛び立って目標を攻撃したのち、その空母には戻らず、到達可能な味方の陸上基地(飛行場)へと降り立つというもの。当時の空母や航空機の性能的な限界から採られた、いうなれば「苦肉の策」です。しかし、なぜアメリカはこのような運用方法をわざわざ考えたのでしょうか。

 そもそも、アメリカが空母からの「片道出撃」を実行したのは、太平洋戦争中にさかのぼります。

Large 20240430 01
1951年7月、空母「フランクリン・ルーズベルト」からジェット補助推進装置を使って発艦する P2V-3C「ネプチューン」(画像:アメリカ海軍)。

 日本海軍によるハワイ真珠湾攻撃で始まった太平洋戦争において、開戦5か月後の1942年4月18日、アメリカは海軍の空母「ホーネット」から陸軍航空隊のB-25「ミッチェル」陸上爆撃機を発艦させて、日本本土に対する初空襲を成功させました。

 ただ、このとき用いたB-25は、大型ゆえに空母へは着艦できるシロモノでなかったため、「ホーネット」に戻るのではなく、そのままユーラシア大陸へと飛び抜けて、中国内陸部にあった飛行場へと着陸しています。

【日本でも使っていました】これが海上自衛隊仕様の「ネプチューン」対潜哨戒機です(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス