寝台特急の大人気個室「シングルツイン」どう使う? 2人用にも1人用にも“変身” 「サンライズツイン」よりも景色イイ!?
“当たり”個室とは
下段寝台は解体でき、その場合は外した寝台を立てかけて背もたれにできます。解体後は向かい合わせ座席になりますが、片側にしか寝台を立てかけられないので、片方は背もたれなしということになります。下段寝台を外すと横幅29.9×縦幅30.3cmのテーブルが展開できます。
なお寝台を立てかけられる側は決まっており、下りの高松・出雲市行きでは6・7/13・14号車の1番個室のみが、寝台を立てかけた時に進行方向向けに座れる“当たり”個室です。1番は向かいにほかの個室がないという意味でも、選べるなら選びたい個室です。
上り東京行きなら1・8号車の11番個室、2・9号車の11・12番個室が“当たり”個室となります。「シングルツイン」を1人利用した場合でも座席にできる点は、「シングル」「ソロ」にはない魅力だと感じます。
なお、2・9号車1番個室は車いす対応なので、設備上ほかの「シングルツイン」より広くなっています。
寝台車ですから就寝時の居住性は見逃せません。筆者(安藤昌季:乗りものライター)は寝心地に関しては、「シングルツイン」よりも「サンライズツイン」がよいと感じます。なにしろ寝台幅が広いですし、寝台が並行に並んでいるので帯同者と寝ながら会話できます。寝相が悪い私の同行者によると「『シングルツイン』は寝台から落ちそうで下段でも怖かった。『サンライズツイン』は安心して眠れた」とのことでした。
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