寝台特急の大人気個室「シングルツイン」どう使う? 2人用にも1人用にも“変身” 「サンライズツイン」よりも景色イイ!?

あなたは寝る派? 起きてる派?

 一方、起きている時は「シングルツイン」がよいと思います。下段寝台を分解すれば、向かい合わせで座って話せますし、テーブルも使えるからです。また眺望性では圧倒的に「シングルツイン」がよいでしょう。2・6・7・9・13・14号車の1、11番個室(上段寝台)であれば、下り「瀬戸」では瀬戸大橋が、上り「瀬戸・出雲」では相模湾の景色が楽しめます(こちらは早朝ですが)。「サンライズツイン」は側窓の位置が低いので、景色はあまり楽しめません。

 なお1号車の11番個室、2・6・9・13号車の12番個室は側窓が山側にあり、下り「出雲」なら大山や宍道湖の景色を楽しめます。もっとも3・10号車のミニラウンジの方が、景色は見やすいのですが。

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「シングルツイン」上段から見た瀬戸大橋の眺望(安藤昌季撮影)。

 就寝時の移動手段と割り切って乗車するか、流れる夜景を楽しむか。利用の仕方により、「シングルツイン」と「サンライズツイン」で選び方を変えるとよいでしょう。以上、ご乗車時の参考になれば幸いです。

【了】

わずか8室! 「シングルツイン」を見る(写真)

Writer: 安藤昌季(乗りものライター)

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロ イラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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