夜行特急「WEST EXPRESS 銀河」は寝台列車より寝心地よい? 各設備で「寝比べ」 目撃した意外なお客さん

平日の乗車率は? 意外なお客さんにも遭遇

 計測を終えたので、西明石駅出発時に、車内を巡回して乗車人数も数えてみました。

1号車「ファーストシート」/8名(満席)
2号車「クシェット&普通車指定席」/指定席6名、クシェット7名(定員26名)
3号車「ファミリーキャビン&普通車指定席」/指定席10名、ファミリーキャビン2名(定員22名)
4号車「フリースペース」/利用客6名
5号車「クシェット」/11名(定員18名)
6号車「グリーン個室プレミアルーム」/9名(満席)
合計:59名(定員:83名)

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4号車のフリースペース「遊星」(安藤昌季撮影)。

 乗車率は71%と、平日としてはまずまず。特に座席の普通車指定席が思った以上に利用されていました。意外だったのは、行商人のおばあさんが利用していたことです。京都発21時15分、米子着7時52分、松江着8時46分、出雲市着9時39分は、実用列車の範囲なのでしょう。

 月曜日の下り「銀河」は、金曜日では見られる「駅ソバの特別営業」がないのは残念です。また、松江駅で19分停車しますが、駅弁屋の開店が午前9時で列車はその5分後に出発なので、駅弁購入が難しい点は改善してほしいところです。

 気になる部分もありましたが、「WEST EXPRESS 銀河」の12時間は、あっという間に過ぎました。楽しい夜行特急の旅が、今後も長く続けられることを願ってやみません。

【了】

【写真】「WE銀河」最高の寝心地とは? 筆者オススメの寝台

Writer: 安藤昌季(乗りものライター)

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロ イラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

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