ウクライナへの「超ビッグな贈り物」実際どう使う? ロシア激おこ必至「絶対墜とす」 早期警戒管制機を手にした意味とは

2024年5月下旬、スウェーデンが早期警戒管制機をウクライナに供与すると発表し、世界を驚かせました。見た目こそ地味ですが、現代戦では戦闘機ウン十機ぶんの価値があるとも言われます。そのため運用にはかなり注意が必要な模様です。

戦術データリンクでの情報共有が大きな武器

 たとえば、F-16はロシア空軍の主力戦闘機Su-35と比べた場合、機体サイズが小さいため、レーダーアンテナの物理的な大きさによって決まる目標の索敵・探知範囲は短いと考えられますが、リンク16によって情報を得られるのであれば、この欠点は問題にならず、むしろ優位に戦えると言えるでしょう。

 現代戦闘機の航空作戦において、早期警戒管制機と同一のデータリンクに入ることができるというアドバンテージは極めて大きく、得られる戦術情報が格段に上がるため、パイロットの状況認識が著しく改善することにつながり、結果、任務の達成率や生存性を数倍にまで引き上げます。

 早期警戒管制機の有無というのはこれほどまでに差が出るため、S100Dがあるということはウクライナ軍にとってはかなり有益な一方、ロシア軍としては最優先で破壊すべき重要ターゲットとなることは間違いありません。

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スウェーデン製の早期警戒管制機S100D。ベースはサーブ340という双発のプロペラ式旅客機(画像:サーブ)。

 ロシア空軍は、伝統的に早期警戒管制機に対する攻撃能力の拡充を重要視してきた経緯があり、複数の対抗手段を持っています。たとえばMiG-31戦闘機などに搭載されるR-37M長射程空対空ミサイルの推定射程距離は300kmありますが、これは前出のサーブS100Dのレーダー探知距離に匹敵するものです。また、地上部隊が運用するS-400地対空ミサイルシステムの射程も300km以上とされます。

【さらなる高性能モデルも】サーブが開発中の最新早期警戒管制機「グローバルアイ」(写真)

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