各国の“魔改造”戦艦たち 最も原形を留めていないのは!? 装甲マシマシ「新型に勝る」は本当か?

第二次世界大戦まで、各国の海軍力の象徴で主力でもあった戦艦。それだけに、就役後も戦力を向上させるための改装を行った戦艦が数多くあります。中でも大規模に改装された戦艦について、実行されなかった計画も含めて取り上げていきます。

海軍力の象徴だった戦艦

 軍艦が大砲を撃ち合い戦闘していた第二次世界大戦までの時代、最強の砲撃力と防御力を持っていたのが戦艦です。戦艦は各国の海軍力の象徴かつ主力でしたから、その戦力を維持することには各国とも一定の配慮を払っていました。

 

 そのため就役後も大規模に改装した戦艦は数多くあります。それは艦容すら一変させるほどで、性能も大幅に向上させました。そうした各国“魔改造”戦艦の中で、特徴的な艦艇を挙げていきましょう。

Large 20240615 01
第二世界大戦末期の1945年7月ごろに撮影されたイギリス海軍の巡洋戦艦「レナウン」。艦橋やマストの変更で1918年とは艦容が大きく変化している(画像:アメリカ海軍)。

 ちなみに戦艦史上最大の改装をした艦艇は、空母に改装された戦艦/巡洋戦艦で、旧日本海軍の「赤城」「加賀」「信濃」や、アメリカ海軍の「レキシントン」「サラトガ」、フランス海軍の「ベアルン」などが挙げられますが、これらは改装後が戦艦ではないので除外します。

■イギリス

 イギリスで最も魔改造されたのは、巡洋戦艦「レナウン」でしょう。同時期の戦艦「クイーンエリザベス」級と同じく、艦橋を容積の大きな塔型に変更し、副砲を撤去して11.4cm連装高角砲に換装しました。機関も換装し、新造時に11万2000馬力だったのを13万馬力へ向上。航続距離は10ノット(約18.5km/h)で3650海里(約6760km)から、18ノット(約33km/h)で8000海里(約1万4820km)に増大しています(重量増加もあり、速力は31.5ノット(約57km/h)から、29.93ノット(約54km/h)に低下)。

 他国では行われなかったのが、垂直装甲の強化です。重巡洋艦と大差ない152mmでしたが、「レナウン」は229mmに換装しています。軍縮条約では認められておらず特例でした。水平装甲も51~76mmから127mmへ強化しています。

 主砲塔は仰角を20度から30度に上げ、最大射程を2万2850mから2万9720mに増大させました。

【写真】日本最大の魔改造か ビフォー・アフターを見る

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス