「これが、同じ街なのか…?」ついに渋谷駅直結を果たした“国道の向こう側” 地形すら変えた大開発4年間を定点比較

大規模再開発中の渋谷駅では、JR新南口改札が移転開業しました。街ごと再開発された南西の桜丘地区に大型複合ビル「渋谷サクラステージ」もオープンし、後発だったこの地域へも人々が流入し始めています。

遠かった新南口が移転開業

 同時に、JR渋谷駅でも大きな動きがありました。渋谷3丁目にあった埼京線用の新南口改札を2024年7月に移転し、渋谷サクラステージと渋谷ストリームの連絡デッキに直結させたのです。新たな新南口改札は埼京線ホームを経由せずとも山手線と相互利用ができ、今まで国道246号で分断されていた桜丘町方面へのアクセスが改善されました。

 さて、渋谷サクラステージはA、B、C街区に分かれて開発されました。A街区はオフィスと商業エリアの38階建て複合施設「SHIBUYAタワー」と、17階建ての「セントラルビル」から構成される「SHIBUYAサイド」。B街区は楕円形の低層ビル「SAKURAテラス」と、住宅やオフィスなどの入った30階建て「SAKURAタワー」から構成される「SAKURAサイド」。C街区は日本基督教団の中渋谷教会となっています。

 再開発工事はコロナ禍を挟んで4年間に及び、開発前はどんな姿をしていたかご存じない方もいらっしゃるでしょう。こういった大規模再開発の4年間というのは、記憶が曖昧になるにはじゅうぶんな月日の長さです。筆者(吉永陽一:写真作家)は桜丘町に長年縁があり、消えていく姿を残そうと、人々が去った直後の再開発地域を記録しました。

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桜丘町は台地と平地の境界にあるため、細い一方通行道路も高低差があった。再開発後は痕跡がないほど激変した(吉永陽一撮影)。

 なるべく定点撮影したものを紹介したかったのですが、起伏ある地形をならすほどの工事であったため、道路すら位置が変わっており、同じ地点となると建物内になってしまう場所もあって、厳密な定点は叶いませんでした。つまりそれほど大規模に再開発されたという証でもあります。

【写真】戦前の建物も残っていた「桜丘地区」の定点観察

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