【空から撮った鉄道】渋谷駅と御茶ノ水駅 谷間のターミナル駅は再開発で「さらに谷深く」なった

空から撮った鉄道では、渋谷駅の再開発状況をお伝えしてきました。新たに御茶ノ水駅も加えて、2023年5月に空撮した2つの谷間のターミナル駅の再開発光景を紹介します。

この記事の目次

・むしろ曇天の撮影が好都合、なぜ?

・谷底の渋谷駅 ビルが建ち際立つ谷間

・川縁りの御茶ノ水駅 工事も一苦労

・甲武鉄道の初代 御茶ノ水駅があったのは…

【画像枚数】全11点

むしろ曇天の撮影が好都合、なぜ?

 都心のターミナル駅は、常にどこかで再開発が行われています。東京駅は丸の内駅舎の復原が記憶に新しく、品川駅界隈は高輪ゲートウェイ駅の新設や、車両基地跡で再開発中に出土した150年前の海上築堤「高輪築堤」がニュースになりました。

 すり鉢状地形の底辺部にある渋谷駅では、戦後に構築されたターミナル構造を刷新し、東急東横線の地下化、百貨店ビルの解体、高層ビルの建設が行われています。今回は“谷間”つながりで、神田川の谷間にへばりつくJR中央線の御茶ノ水駅を追加して、2023年5月に上空から捉えた最新の再開発状況を紹介します。

Large 20230721 01

拡大画像

南方向から渋谷駅の全景を見る。手前の白いビルが「渋谷ストリーム」で、2013年までは東急東横線のホームがあった場所。その左手の桜丘地区に新たに誕生したのが「渋谷サクラステージ」である。L形形状のビルが特徴のA街区、まだクレーンの立つB街区が分かる(2023年5月1日、吉永陽一撮影)。

 渋谷駅は旧東横線跡地に竣工した「渋谷ストリーム」や「渋谷スクランブルスクエア東棟」など高層ビルが隣接し、晴れると影が強くなってディティールが見えず、曇天の日に撮影することにしました。

Large 20230721 02

拡大画像

谷間の一瞬。左手の「渋谷スクランブルスクエア東棟」屋上展望台と「渋谷ストリーム」、右手の「渋谷サクラステージ」A街区ビルを望遠レンズで圧縮し、JR山手線外回りのE235系を捉える。上空で飛行しながら400mmクラスのレンズで捉えた(2023年5月1日、吉永陽一撮影)。

残り1434文字

この続きは有料会員登録をすると読むことができます。

2週間無料で登録する

Writer:

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。日本写真家協会(JPS)正会員、日本鉄道写真作家協会(JRPS)会員。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス