品川の線路を「橋が跨ぐ!」このままじゃビルに突き刺さる!? 工事たけなわの高輪GW 空から見たら超ダイナミック!
1街区は住居棟に
高輪大木戸付近は2街区と港区公園です。2街区はまだ地下の基礎工事中ですが、隈 研吾氏デザインの文化創造施設や駐車場などが整備され、建物の高さも6階と低層のビルとなります。文化創造棟が竣工すれば、そこから列車が見られるのか気になるところです。
隣の1街区は地上45階の住居棟となる予定で、建設はまだ始まったばかりといったところです。住居棟が竣工すればすぐ、外国人ビジネスワーカーに対応した高層高級賃貸住宅やインターナショナルスクールを整備します。
高輪ゲートウェイ駅方向から見ると、品川駅北側の人工地盤が延びてきて、線路を覆ってきたことに目が止まります。その付近には、JR線路をまたいで高輪側と港南側を結ぶ、都道環状4号の跨線橋が姿を見せていました。高輪側の道路予定地にはまだ中小のビルが建ち、その先にはグランドプリンスホテルの敷地があります。
環状4号は現在、用地取得中で、2032年に完成予定とのことですが、将来的には白金台の外苑西通りまでつなげる計画です。
TAKANAWA GATEWAY CITYは、複合棟IのNorthとSouthが2025年3月に竣工。3街区の複合棟II、2街区の文化想像棟、1街区の住居棟は2025年度中の竣工を予定しています。つくり始めたらあっという間ですね。2025年3月下旬には、複合棟Iと高輪ゲートウェイ駅周辺エリアがオープンする予定となっています。
【了】
Writer: 吉永陽一(写真作家)
1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。
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