まだ「UFO信号機」絶滅していなかった!? 西日本に現役有り! 宮城でも見られるってホント?

宮城県内でもまだ活動中

 一方、後者は大阪市の中心部、東成区中本5丁目にあります。こちらは住宅街の中にある十字路に設置されており、4面すべてに3色の灯器があるほか、青色も使用されています。

 ちなみに、江田島と東成区の両UFO信号機とも、歩行者用灯器は内蔵されていません。

 では、歩車一体型のUFO信号機はもう見られないのかというと、実は宮城県に今でも稼働状態で残っています。それが仙台市内の南小泉交通公園と、角田市の角田交通公園の2か所です。

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大阪市東成区に残るUFO信号機(画像:写真AC)。

 前者は、先述の江田島のものと同じ丁字路に設置される1方向が省略されたもの、後者は4面すべてが点灯するフルタイプのUFO信号機になります。

 これらは交通教育用の施設内信号機であるため、公道に設置されているわけではありませんが、貴重な歩車一体型のUFO信号機といえるでしょう。

 なお、これらは専用設計の「ロの字」形の一体構造タイプになります。全国には一般的な3灯式のものを4つ組み合わせて支柱で合体させたものもありますが、それはファンからするとUFO信号機とは呼ばないのだとか。そのため、現役のUFO信号機を見たいと考えているのであれば、早めに動いた方がよさそうです。

【了】

【いまも光り続ける歩車一体型】これが宮城県内で現役のUFO信号機です(写真)

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