NATO加入で”空の祭典“にも変化アリ? ズラリ並ぶ新型戦闘機… スウェーデン空軍の最新状況

スウェーデンが2024年、世界最大の軍事同盟「NATO(北大西洋条約機構)」に加入しました。このことで同国の“空の祭典”にも変化が。その最新事情を見てきました。

デビュー前の「新型グリペン」も

 デモフライトの最後はオランダ空軍の空中給油機・輸送機A330MRTTの後に「グリペン」戦闘機と「タイフーン」戦闘機が並んで空中給油するデモも行われました。

 一方、地上展示でも多くの機体が所狭しと並べられています。特に人だかりができていたのが、スウェーデンでは初公開となるノルウェー空軍の戦闘機F-35Aです。これは航空自衛隊も導入中のアメリカ製ステルス戦闘機ですが、他国のモデルとは異なり、ノルウェー独自の要求で着陸減速用のパラシュート「ドラグシュート」を格納するためのコブが背中に設けられているのが特徴です。

 ショー前日には基地の外から多くのファンが見守るなか、F-35Aがドラグシュートを使用して着陸する光景が見られましたが、ショーではノルウェー政府からデモフライトの許可が出なかったとパイロットの1人は話してくれました。

 ロンネビーの第17航空団にも配備されている「グリペン」は、単座のグリペンCと複座のグリペンDに加え、現在テスト中のグリペンEも展示されていました。

「グリペン E」は、既存のC/D型と比較して、コックピットに大型ディスプレイが搭載されたほか、エンジンも今までのF404よりも強力なF414に変更されています。この新エンジンのおかげでアフターバーナーを使用しなくとも超音速巡航できる、いわゆる「スーパークルーズ」を可能としています。なお、グリペンEの部隊への引き渡しは来年から始まる予定です。

 今回のロンネビー航空ショーはスウェーデン空軍がすでにNATOの一員であることを強く印象付ける内容であったと感じました。

【了】

【背中のコブに注目!】これが大注目された「同国初公開のF-35A」です(写真)

Writer:

航空評論家、各国の航空行政、航空機研究が専門。日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)元理事

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス