カブシリーズ“不遇の名車”新型が完璧すぎる!? 25年乗った私が、どうも購入に踏み出せない理由

ホンダの歴史的なレジャーバイクのなかでも、日本で短命ながら海外で長く愛されたのが「ハンターカブ」ことCT110。今ではCT125として復活を果たしましたが、昔のモデルとは何かが違うようです。

CT110最後は「驚きの値段」で売れた

 CT110が素晴らしかったのは、まず走破性、燃費の良さ、逆輸入車であってもホンダでの純正パーツの供給があったこと。そして何より、機能性だけを追求したかのような無骨なデザインがこの時代としては良い意味で野暮ったく、この「カッコ良すぎない」感じも一番の魅力でした。

 しかし、2012年にCT110の海外輸出モデルが生産中止になり、新車での購入は在庫分だけとなりました。

 CT110の使い勝手の良さに慣れ親しみ、他のバイクに全く興味が持てなかった筆者は2万キロを走ったCT110を慌てて売却。4台目のCT110を「最後のCT」として新車購入し、2019年春まで乗り続けました。

 ここまでの走行距離は1万6000km。CT110の頑丈さから言えば、まだまだ乗れる距離数でしたが、この時期にCT110の新車・中古車の価格が爆上がりしており、「ここが売りどき」として売却を決めました。個人売買で売れた金額は35万円。なんと新車購入時とほぼ同額で手放すことになりました。

 CT110の代替バイクとして購入したのは「クロスカブ」CC110です。前時代の機構そのままだったCT110に比べれば格段に機能性に富んでおり、そう不満はありませんでした。

キターーー!! モーターショーで見た“プロトタイプ”の衝撃

 しかし、同年の秋に開催された「東京モーターショー」の二輪車のホンダブースで衝撃のモデルを目にしました。それがCT125のプロトタイプでした。

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「第47回東京モーターショー」に出展されたCT125のプロトタイプ(2019年、松田義人撮影)。

 多少ヤワだった足回りや電装系が改善されているほか、古き良きCT110の雰囲気を残したモデルで、細部がややスパルタンなデザインになっているところも悪くなく、まるでCT110のカスタムバイクのよう。「市販されたら買う」と決めました。

 その翌年の2020年6月、ついにCT125が市販されました。喜び勇んでホンダのドリーム店へ見に行きましたが、「東京モーターショー」で見たプロトタイプから少しスケールアップし、全体のデザインはスパルタン寄りになり、完璧な「バイク然」としていました。

【写真】往年のCT110&なんか“買う気が起きない”新型(何が違う…?)

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