戦車よりも恐ろしい!? イスラエル軍の「魔改造重機」地雷も対戦車ロケットも効かない“破壊神” 通った後は更地だけ

イスラエル軍の動向を報じるニュースで結構な頻度で「ブルドーザー」という単語が見られますが、実はイスラエル軍が装備する車体はただのブルドーザーではありません。れっきとした装甲戦力です。

中東での戦闘用に特化した車両

 2024年10月7日、パレスチナのガザ地区で同地を実行支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍との戦闘が始まって1年が経過しました。

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D9R装甲ブルドーザー(画像:イスラエル国防軍)。

 同地の戦闘では、たびたび「イスラエル軍がブルドーザーを投入」「ハマスがブルドーザーをロケット弾で標的にしたと発表」といった形で、海外メディアの報道を確認すると、イスラエル軍が運用しているブルドーザーの動向を伝える記述を見ることができます。

 なぜ、ここまでイスラエル軍のブルドーザーが強調されて報道されているかというと、実は同軍が使っているブルドーザーが、市井で用いられる建機仕様とは姿や性能が大きく異なっているからです。

 イスラエル国防軍が使っているのは「D9R装甲ブルドーザー」と呼ばれます。大きさは全長8.8m、幅4.3m、全高4m、重量65tとほぼ戦車サイズで、416馬力のエンジンを搭載したキャタピラー製のブルドーザーD9Rの改造車両となります。

 各部は軍用としてさまざまな改良が施されており、たとえば運転席は防弾ガラスになっているうえ、ロケット推進系の対戦車兵器や対戦車ミサイルを無効化するために金網状のスラットアーマーを装備、さらに計15tの追加装甲を装備し、土などを運ぶブレードも装甲化しています。

 20年ほど前にアメリカでコマツのブルドーザーを装甲化した犯人が、市街地をそれで暴れまわった、いわゆる「キルドーザー事件」というものがありましたが、そのような装甲化した車両を、国防軍というオフィシャルな組織が何台も持っているという訳です。

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