「ほぼ中国」の至近距離が「台湾」のワケ 緊張感バチバチの島「金門島」どんな場所? 背景に日本人

台湾の離島のなかで、中国大陸の眼と鼻の先に位置する「金門島」。4年半ぶりに一部の渡航が解禁されました。中台関係の緊張感が最も間近に伝わる島がなぜ“台湾”になったのか。その背景には日本人がいました。

金門島から中国へ渡ったら「ビックリ」

 そんなエピソードがある金門島ですが、前述の通り、2016年当時は福建省・厦門へは外国人旅行者であっても入国審査を済ませればフェリーで行き来することができました。

 せっかくなのでと、筆者も国境を越え、厦門に行きました。軍事施設と古き良き街並みが残る金門島とは対照的に、厦門の中心地は近代的な高層ビルがいくつも立ち並び、バブルな雰囲気を醸し出していました。パッと見た感じでは軍事施設なども目には入らず、なんだか複雑な気持ちになったことを覚えています。

 2020年のコロナ禍以降、金門島と福建省・厦門のフェリーでの行き来は事実上できなくなっていましたが、前出の通り団体旅行に限り渡航が解禁され、以降は少しずつ緩和が進むと言われています。

 こういった観光収入と合わせて、金門島の人々が本当に安心して過ごせる日がいつか訪れることを願うばかりですが、現実的にはそう甘くはないようにも思います。緊張感が拭いきれない時代はまだ長く続くのでしょうか。

【なんと生々しい】これが「金門島」の内部です(地図/写真)

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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